消費者金融は複数利用しても問題ない?同時借入の注意点も解説
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記事の監修者

荒井 美亜 AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、貸金業務取扱主任者
FP事務所シルバースプーン代表。東京都出身。立教大学大学院経済学研究科修了。
一般企業の経理、専門誌出版社、WEBマーケティング会社での勤務経験を経て、現在は「必要なお金の知識を1人でも多くの人に正しく理解してもらう」ことをミッションに、金融・不動産分野を中心にライターとして活動中。
複数の消費者金融に利用するのは、法律的に禁止されているわけではないので、理論上は可能です。
ただし、申込ができたとしても、場合によっては審査に通る可能性は低くなるので注意してください。
そこで、本記事では消費者金融を複数申込するメリットや注意点、コツなどを詳しく解説していきます。
複数の消費者金融を利用することは可能

複数の消費者金融を利用することは可能です。
法律で制限をされているわけではありませんし、消費者金融側が複数社からの借入を禁止していることもありません。
そのため「状況に合わせて消費者金融を使い分けたい」「無利息期間を使って効率的に借りたい」と感じているのであれば、新たに消費者金融の契約をするのも一つの手です。
実際に3割以上の人が複数社から借入している
信用情報機関である「JICC」のデータによると、2023年2月末時点では、消費者金融でお金を借りている人の中で、3割以上の方が複数社からの借入をしています。
借入件数 | 登録人数 | 登録件数 | 残高金額 |
---|---|---|---|
1件 | 675.4万人 | 675.4万件 | 5兆2,253億円 |
2件 | 230.7万人 | 461.3万件 | 2兆2,522億円 |
3件 | 87.9万人 | 263.8万件 | 1兆1,012億円 |
4件 | 30.8万人 | 123.3万件 | 4,725億円 |
5件以上 | 12.5万人 | 67.4万件 | 3,104億円 |
合計 | 1,037.4万人 | 1,591.3万件 | 9兆3,647億円 |
そのため、複数の消費者金融を契約することは特別珍しくないといえるでしょう。
消費者金融を複数利用するメリット
消費者金融を複数社利用する主なメリットは、以下の2点です。
複数社利用するメリット
今よりも多くの金額を借りられる
無利息期間が活用できて効率的
複数の契約を考えているなら、メリットを最大限生かせるようにしましょう。
今よりも多くの金額を借りられる
1つ目のメリットが、今よりも多くの金額を借りられるという点です。
1社目の利用限度額が一杯になっても、2社目を契約すればさらに多くのお金を借りられるようになります。
また、最短即日融資が可能な消費者金融を2社目として選べば、比較的すぐにお金を借りられて便利です。
今よりも多くの金額をすぐに借りたい場合は、最短30分以内に融資をしてくれるアイフルやプロミスなどの消費者金融を選ぶと良いでしょう。
あくまで「最短」なので、融資には数日以上かかる場合があり、また審査に必ず通るとも限りません。
無利息期間が活用できて効率的
2つ目のメリットが、無利息期間が活用できる点です。
プロミスやアコムなどの大手消費者金融は、はじめての申込に限り無利息の期間を設定しています。

そのため、無利息期間を活用して、返済時の負担を減らすことができます。
特にすぐにお金を返せる見込みがあるなら、利息の負担なく借りた金額をそのまま返すだけで済むので非常に効率的です。
複数社から借入する方に選ばれる消費者金融
複数社から借入をする方に選ばれている消費者金融は主に以下の3つです。
複数社から借入する方に選ばれる消費者金融
アイフル
プロミス
アコム
融資スピードが早く、無利息期間もあるため2社目以降の消費者金融としても選びやすくなっています。
それぞれ、無利息期間や融資までの時間など特徴を詳しく見ていきましょう。
アイフル
アイフルの特徴
契約日翌日から30日間無利息で利用可能
最短20分で融資※
返済方法の種類が豊富
アイフルでは初めての場合に、契約の翌日から30日間の無利息期間があります。
契約日の翌日から無利息期間が始まるので、早めに借入するようにしましょう。
融資スピードは最短20分です。※さらにアイフルは返済方法も充実しています。
インターネット返済や口座振替・銀行振込に加えて、アイフルATMや全国に約70,000台ある提携ATMにて返済が可能です。
複数の消費者金融を利用する際は、返管理が大変ですが、返済方法が豊富で提携ATMも多いアイフルなら返済しやすいでしょう。
申込状況によってはご希望に添いかねます。
プロミス
プロミスの特徴
初回借入日の翌日から30日間が無利息期間
上限金利が他の消費者金融より低い
三井住友銀行ATMなら手数料無料
プロミスでは初めての場合は30日間無利息サービスを提供しています。
30日間無利息サービスはメールアドレスの登録とWeb明細の利用が条件となっています。
初回借入日の翌日から30日間が無利息となります。
アイフルは「契約日の翌日」から無利息期間のカウントが始まるため、急いで借入しないといけません。
その点プロミスは、「借入日の翌日」から無利息期間のカウントが始まるため、自分が借入したいタイミングでこのサービスを利用することができます。
また、プロミスは上限金利が年17.8%と、大手消費者金融の中でも特に安く設定されているため、無利息期間が過ぎても効率的に利用できます。
消費者金融 | 金利 |
---|---|
プロミス | 年4.5~17.8% |
アイフル | 年3.0~18.0% |
アコム | 年3.0~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0~18.0% |
レイク | 年4.5~18.0% |
SMBCグループの消費者金融であるため、三井住友銀行ATMの利用手数料が無料なのも大きなメリットです。
ATM手数料を抑えたい方、利息を抑えたい方はプロミスの利用を検討してみましょう。
アコム
アコムの特徴
依頼してから最短10秒で振込融資を受けられる
借入限度額が増えると適用金利が下がる
公式アプリも機能が便利
「はじめてのアコム」のフレーズで有名なアコムは、2022年12月時点で会員数156万人を誇る国内最大級の消費者金融です。
フレーズにもあるように、カードローンを初めて使う方に選ばれている商品といえます。
アコムのメリットは振込スピードが速いところであり、楽天銀行口座を使っている方なら土日祝日問わず依頼してから最短10秒で口座振込が行われます。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行・みずほ銀行の口座を利用している方も、依頼してから最短1分で口座振込が行われるため、振込融資を多く使う方はアコムを選ぶと良いでしょう。
また、借入限度額が増えると適用金利が下がるのもアコムの特徴で、以下のように区分されています。
借入限度額 | 適用される金利(年率) |
---|---|
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
借入額が多くなりそうな方は、金額が増えるごとに適用金利が下がっていくアコムを使うと、より効率的にカードローンを利用できます。
スマホアプリもとても便利で、借入・返済ができるだけでなく、借入残高の確認や返済期日のお知らせ機能などもついているため、上手く活用していくようにしてください。
消費者金融を複数申込する際の注意点
消費者金融は複数の申込ができるものの、必ず審査に通過するとは限りません。
また、1社だけの利用に比べると、さまざまな点に注意する必要があります。
消費者金融を複数申込する注意点
短期間に連続しての申込はNG
年収の3分の1以上は借りられない
計画的に返済ができるように管理を正しく行う
現在延滞している場合の審査通過は困難
5社以上から借入をするのは難しい
注意点を理解しないまま申込をしても、審査に通らずに時間を無駄にしてしまう可能性が高いです。
また、場合によっては返済の管理が大変になって、延滞などのトラブルを起こしてしまう恐れがあります。
注意点をしっかりと確認して、複数の消費者金融でもスマートに借りられるようにしましょう。
短期間に連続しての申込はNG
短期間に連続しての申込は、審査に落ちる可能性が高くなります。
すぐにお金を借りたい場合は、審査に落ちた時に備えて、短期間で連続して消費者金融に申込をしがちです。
申込した記録は信用情報機関に半年間記載されます。
- 信用情報機関とは
- 金融機関での利用状況・情報を管理するところ。申込の記録や借りている金額など、金融機関を利用した際の幅広い情報が記録される。
消費者金融は審査の際に信用情報を必ず確認します。
直近で他社へ申込した履歴がたくさんあると、「お金に困っている?」「本当に返してもらえるのか?」と疑問に思われてしまうため、融資を見送られる可能性がでてくるのです。
そのため、複数社同時ではなく、半年間期間を空けて1社ずつ申込するのが理想といえます。
年収の3分の1以上は借りられない
複数の消費者金融の利用は可能でも、借りられる額には上限があり、年収の3分の1までとなっています。
消費者金融は総量規制というルールを守らなければならないため、年収の3分の1以上を融資することはありません。
- 総量規制とは
- いわゆる借金地獄に陥らないようにするため、消費者金融では他社で借りている額と合算して年収の3分の1までしか借りられないというルール。

つまり、1社目ですでに年収の3分の1近くを借りている場合は、2社目以降で審査に通ることはありません。
計画的に返済ができるように管理を正しく行う

複数の消費者金融と契約したら、計画的に返済ができるように管理を怠らないようにしましょう。
借入先が増えると、返済日の管理も大変になるので注意が必要です。
例えば、1社の時は「毎月15日」に返済していたが、2社から借入したことで、「15日と25日」に支払いをしなければいけなくなる、といったケースがでてきます。
支払い忘れのリスクも増えるので、支払い方法を口座振替にするなどの工夫が必要になるでしょう。
現在延滞している場合の審査通過は困難
現時点で、他のカードローンやキャッシングで支払いを延滞している場合は、審査に通過するのは難しいでしょう。
ほかの消費者金融で延滞していると、「とりあえずほかでお金を借りて返済に充てなければ」といった考えに陥りがちです。
ですが、消費者金融側からすれば「すでに延滞をしている状態でさらにお金を貸して大丈夫なのかな?」と思うでしょう。
そのため、審査通過は非常に困難を極めます。
何より、借金の返済のためにさらに借金を重ねる行為は、健全な状態とは言えません。
現在延滞をしているのであれば、新しくお金を借りて返済に充てるのではなく、仕事で得た収入で着実に返済を進めましょう。
会社によっては給料の前借りができる場合もあるので、一度上司に相談してみてはいかがでしょうか。
5社以上から借入をするのは難しい
消費者金融の契約数に上限があるわけではないですが、5社以上から借入をしている人の割合は非常に少ないです。

一昔前は、3社以上から借入をしている人のうち、3割近くが5社以上から融資を受けていました。
ですが、多重債務が問題視され、貸金業法が改正されてからは、5社以上から融資を受けている人の割合は大きく減少しています。
- 多重債務とは
- すでにある借金の返済に充てるために、他の金融業者から借り入れる行為を繰り返し、利息の支払いがかさんでしまう状態のこと
そのため、複数の消費者金融を利用することは可能ではあるものの、5社以上の契約は難しいと考えておきましょう。
5社以上から借入した方の体験談
5社以上から借入するのは難しいと説明しましたが、当サイトでは7社カードローンを使った経験がある方にインタビューができたので、参考にしてください。
インタビューに応じてくれた平野さん(仮)は、計7社から借入しており、その時の体験談を赤裸々に話してくださいました。
〇平野さんが利用していたカードローン一覧
商品名 | 利用限度額 |
---|---|
アコム | 60万円 |
プロミス | 30万円 |
アイフル | 30万円 |
レイク | 3万円 |
SMBCモビット | 10万円 |
LINEポケットマネー | 10万円 |
静岡銀行カードローン | 10万円 |

インタビュアー
どういう理由でカードローンを利用したのですか?

平野さん
最初は生活費の補填で「何となく」というのが正直なところです。給料から毎月の生活費を出していましたが、消費の方が少し上回る状況が続いていて、そんな時にアコムにスっと申込しました。

インタビュアー
不安な気持ちはありませんでしたか?

平野さん
テレビCMもやっているし、大手の銀行傘下だという事は知っていたので、とくに不安に感じることはありませんでした。返済についても給料が入ればすぐ返せると思っていました。

インタビュアー
なぜ合計7社ものカードローンを利用する事になったのですか?

平野さん
限度額に達するごとに「次はどこにしよう…」という感覚でした。でも、同時に利用していたのは多くても4社で、レイクやSMBCモビットはすぐに完済しました。

インタビュアー
7社のカードローンを使ったからこそ分かる注意点を教えてください。

平野さん
銀行カードローンはあまりおすすめしません。私は静岡銀行を使いましたが、基本的に銀行のカードローンは審査が遅いので、速さを重視する人には不向きです。実際に郵送物も自分宛によく送られてきますし、カードローン到着までに1週間ほどの時間を要しました。

平野さん
少額で良いのであれば、特典が有効活用できるレイクが良いと思います。私はほんの一瞬しか使っていませんが、何せ金額が3万円だったので、本当に利息分はほぼ払っていません。

インタビュアー
最終的にどういう状況になっていますか?

平野さん
最終的にはメインのカードローンとしてプロミスにしています。プロミス側から金利引き下げや限度額についての提案が来たので、利便性の事も踏まえて使っています。今の所は不自由に感じたことは1度もありません。

平野さん
現時点ではアコム・プロミス・LINEポケットマネー・静岡銀行の借入残高があります。LINEと静岡銀行を先に完済して、次にアコム・プロミスという順番で3年ほどかけて返済しようと思っています。
平野さんは1社あたりの利用限度額がそこまで多くなかったため、総量規制に引っかからず7社利用できたと考えられます。
返済も問題なくできていたとのことなので、それも複数の消費者金融を利用できた要因といえるでしょう。
インタビューの詳細は以下の記事で確認できるので、気になる方はご覧ください。

フタバ 貸付担当
借入件数も審査をする上で重要な要素になりますが、現時点での借入総額も大切です。
たとえ借入件数が多くても、借入総額が少なければ総量規制に該当する可能性も低くなります。さらに、他社で問題なく返済できていれば、滞納する確率も低いと判断されやすいので、審査に通る可能性は充分にあるでしょう。
2社目以降の審査に通過するためのコツ
2社目以降の消費者金融で審査を通りやすくするには、以下のコツを実践しましょう。
2社目以降の審査を通りやすくするコツ
必要以上に限度額を高く設定しない
前回の申込から可能な限り期間を空ける
他社の借入額を極力減らす
ちょっとした工夫で審査の通りやすさは大きく変わります。
「できればたくさん借りたい」「すぐに借りたい」という思考が、審査に通りづらくしてしまうこともあるので、コツをしっかりと意識して審査通過を目指しましょう。
必要以上に利用限度額を高く設定しない
必要以上に利用限度額を高く設定しないことも重要です。
他社の借入額を減らすのと同様に、利用限度額に関しても少ないほうが消費者金融側からすると融資をしやすくなります。
また、利用限度額を低く設定することで、自然と総量規制に引っかかるリスクを抑えられる効果もあります。
特に1社目が限度額いっぱいになったのをきっかけに、2社目で借入をする人は「次は最初から限度額を高くして備えておこう」という気持ちになりやすいので、注意しましょう。
まずは審査に通ることを第一に考えて、限度額は必要最低限に設定してください。
前回の申込から可能な限り期間を空ける
消費者金融を複数申込する際の注意点でも紹介したように、短期間に連続しての申込は審査通過の可能性を下げてしまいます。
そのため、前回の申込からは可能な限り期間を空けるようにしましょう。
空けておく期間に決まりはありませんが、少なくともほかの消費者金融の審査中にさらに申込を重ねるのは避けたいです。
万全を期すなら、半年間空けてから申込をしましょう。
他社の借入額を極力減らす

他社の借入額は極力減らしましょう。
他社の借入額は、新しく申込をする消費者金融も把握しています。
例えば、他社借入が50万円ある人と、他社借入が10万円ある人を比べた場合に、消費者金融側からして貸しやすいのは当然後者です。
そのため、審査に通りやすくしたいなら、他社の借入額を減らすに越したことはありません。
また、前述したように複数の消費者金融からお金を借りると管理が大変になるので、借入額が少ないほうが自分のためにもなるでしょう。
借入先を増やしたくないなら増額を選択
複数の消費者金融で借入をするメリットとして「今よりも多くのお金を借りられる」と紹介しましたが、現在使っているカードローンで利用限度額を増額すれば、今より借りられる額を増やせます。

無利息期間のサービスが受けられることはありませんが、これまでのスタイルと変わらずにお金を借りられます。
「今よりもたくさんお金を借りたいけど借入先は増やしたくない」と考えているなら、増額を検討しましょう。
増額するメリット
適用金利が今より下がる可能性がある
返済日の管理が楽
適用金利が下がる可能性がある
増額の一つのメリットとして、適用金利が下がる可能性がある点です。
消費者金融は少額の借入だと金利が高く、高額の借入だと低くなります。
例えば、アコムでは以下のように利用限度額が高くなるほど、金利が低くなるように設定されています。
利用限度額 | 借入利率(実質年率) |
---|---|
1万~99万円 | 年7.7~18.0% |
100万~300万円 | 年7.7~15.0% |
301万~500万円 | 年4.7~7.7% |
501万~800万円 | 年3.0~4.7% |
つまり、複数の消費者金融から少額ずつ借りるよりも、1社から高額を借りたほうが返済時の負担は少なくななりやすいといえます。
複数の消費者金融を契約すると、たくさんのお金を借りられて、なおかつ無利息期間があるため効率的ではありますが、高額の資金を長期的に借りるのであれば、1社で増額して借りることも検討しましょう。
返済日の管理が楽
返済日の管理が楽なのも増額でお金を借りるメリットです。
1社のみで借入をする場合は、当然毎月の返済は1日のみで管理がしやすくなります。
月に複数回、任意で返済することも可能です。
複数の消費者金融からお金を借りていると、月に何度も返済日を意識して「銀行の残高にお金はあるのか?」と確認をしなければいけません。
管理の手間や不安を減らしたいなら、1社のみで契約をして、借入額が足りない場合は新たに契約をするのではなく、増額を検討しましょう。
返済に集中したいならおまとめローン
返済に集中したいなら、おまとめローンの検討をしましょう。
- おまとめローンとは
- 複数の金融機関からのローンを1つの借入先にまとめる商品のこと。返済専用のローンであるため、追加で借入はできない。
これまで紹介したように、複数の消費者金融の利用は、返済の管理が大変になるリスクがあります。
おまとめローンであれば、現在借りている消費者金融の借入をすべて1社にまとめられるため、返済の管理が楽になります。
おまとめローンのイメージ、流れは以下の通りです。
おまとめローンでお金を借りる
複数の消費者金融にあるすべての借金をおまとめローンで借りたお金で返す
今後はおまとめローンに借金の返済をしていく
おまとめローンは返済専用なので、新たにお金を借りる心配はなく、返済に集中することができます。
「借金が多くてどうにかしたい」と考えているのなら、利用をしてみてください。
年収の3分の1以上借りられる場合がある
通常の消費者金融のローンでは、総量規制によって年収の3分の1以上は借りられません。
ですが、おまとめローンは総量規制の例外貸付けとなるため、年収の3分の1以上を借りることができます。
複数の消費者金融の借金を一括で返済できるのは、これが大きな理由です。
おまとめローンにも審査はあるので注意しましょう。
負担額が小さくなる可能性がある
おまとめローンは負担額が今より少額になる可能性があるのも大きなメリットです。
おまとめローンが総量規制の例外貸付けなのは、借換え前に比べて金利・負担額が厳しくならないことが条件になっているためです。
総量規制の「例外貸付け」に該当する「借換え」であるための条件
引用元:総量規制が適用されない場合について【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会
(一部・概要)
(1)借換えの対象となる債務は、貸金業者からの借入債務全般。銀行からの借入債務や、親族・知人などからの借入債務は対象になりません。
(2)「借換え後」の金利が、借換え前の金利を上回らない。
(3)返済方法は、約定に基づく返済により段階的に残高を減らしていくことを要件とする。
(4)1か月の負担額について、借換え後の負担額が、借換え前の負担額を上回らない。
(5)担保・保証に係る要件について、借換え後の条件が、借換え前の条件より厳しくならない。
そのため、少なくとも、おまとめローンにすることによって負担額が増えることはありません。
複数の消費者金融からの借金で悩んでいる方は、一度おまとめローンも検討してみてください。
消費者金融の複数借入に関するよくある質問
- 複数申込したことはほかの消費者金融にもバレているの?
消費者金融は信用情報を共有しているためバレます。すべての消費者金融は、信用情報機関にある情報を参考に審査をしています。そして信用情報機関にある情報も、消費者金融などの登録機関が共有することで成り立っています。申込履歴だけでなく、契約している消費者金融から、延滞の情報、限度額などすべてバレていると考えましょう。
- 何社まで申込をしても良い?
申込できる消費者金融に制限はありません。ただし、5社以上から借入ができている人の割合は極端に低いため、制限はないものの何社でも利用できるとは考えづらいです。また、総量規制によって年収の3分の1の借入をしている場合は、それ以降は審査に通ることはありません。
- 他社の申込によって現在契約中の消費者金融にペナルティはある?
利用内容に変化はありません。2社目以降の申込をしても、契約中の消費者金融に変化はなく、これまで通り利用できます。複数契約することは一概に悪いことではないので、うしろめたさを感じる必要はありません。ただし、管理が大変になるということは理解しておきましょう。
まとめ
複数の消費者金融を申込することは可能です。
今よりもたくさんの借入ができて、さらに初めての契約なら無利息期間のサービスがあるため、上手に活用すれば効率的に利用できます。
もし借入先を増やすのであれば、無利息期間が設定されており、利便性の高いアイフルやプロミスなどの大手消費者金融を検討すると良いでしょう。
ただし、複数の消費者金融を利用するのは、返済日が増えて管理が大変になるというリスクを抱えることになります。
また、複数社から少額ずつ借りるより、1社のみで高額の借入をしたほうが金利は低くなる傾向にあるので、増額を検討するのも一つの手です。
もしすでに複数の消費者金融からお金を借りていて、管理が困難に感じているのであれば、おまとめローンなどを検討しましょう。
管理が楽になるだけでなく、負担額も小さくなるので、より借金の返済がしやすくなります。
複数からお金を借りるのか、1社のみでお金を借りるのかは個人の自由なので、自分に合った方法で上手に消費者金融を利用しましょう。
レイクのサービス内容について
無利息期間サービス
※Web以外の無人店舗やお電話で申込むと、お借入額全額30日間無利息またはお借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。
※60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。
※30日間無利息、60日間無利息(Webでのお申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。
※無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。
※無利息期間経過後は通常金利適用。
貸付条件
ご融資額 :1万円~500万円
貸付利率(実質年率): 4.5%~18.0%
※貸付利率はご契約額およびご利用残高に応じて異なります。
ご利用対象 :満20歳~70歳(国内居住の方、日本の永住権を取得されている方)
遅延損害金(年率): 20.0%
ご返済方式 :残高スライドリボルビング方式/元利定額リボルビング方式
ご返済期間・回数: 最長5年・最大60回
※融資枠の範囲内での追加借入や繰上返済により、返済期間・回数はお借入れ及び返済計画に応じて変動します。
必要書類 :運転免許証等
※収入証明(契約額に応じて、新生フィナンシャルが必要とする場合)
担保・保証人: 不要
商号・名称:(新生フィナンシャル株式会社)
貸金業者の登録番号:(関東財務局長(10) 第01024号)
日本貸金業協会会員第000003号

記事の編集責任者 小野原 慎也
監修者コメント
荒井 美亜 AFP(日本FP協会認定)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、貸金業務取扱主任者
家を購入する予定がある場合は1つでも完済・解約を進めましょう
消費者金融を使っていても住宅ローンを契約することは可能ですが、複数の消費者金融を利用している場合はやはり不利になります。 家を購入する予定があるなら、1つでもよいので完済・解約し、解約証明書を住宅ローンの審査時に提出しましょう。 「これ以上消費者金融を利用しない」と判断され、審査において有利になります。