利用者インタビュー|債務整理してブラックリスト入りして分かったこと
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各種ローンやリボ払いの返済が増え、毎月の生活費が回らない。そんな場合には、法的手続きである債務整理を検討するのも手段の1つです。
いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれる状態に一時的になりますが、それでも返済負担を軽減することができて、複数社に返済する手間も簡略化することができます。
今回は実際に6社のカードローンで合計200万円ほどを借入し、最終的に債務整理をした後藤さん(仮名)に体験談インタビューとしてお話を伺うことができましたので、その様子をお届けします。
目次
カードローンは合計6社で200万円借りました

今回は千葉県在住、1995年生まれの会社員である後藤さんの実体験を、できるだけ分かりやすくお伝えします。
後藤さんプロフィール
項目 | 詳細 |
---|---|
居住地 | 千葉県 |
年齢 | 27歳(インタビュー時) |
職業 | 会社員 |
年収 | 約450万円 |
家族構成 | 既婚2人暮らし |
現場監督として働く後藤さんは、1995年生まれ。今でこそ正社員として働いていて、それなりの収入を得ていますが、初めてカードローンを利用したのは23歳の時です。
当時は、債務整理やブラックリストなどについては考えておらず、カードローンの知識も浅いままで契約をして、そのまま複数社の借入にまで至ってしまった過去を後悔している様子でした。
後藤さんが借りたカードローン(利用順) | 金利(年率) |
---|---|
1.レイク | 4.5%~18.0% |
2.プロミス | 4.5%~17.8% |
3.アコム | 3.0%~18.0% |
4.アイフル | 3.0%~18.0% |
5.SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
6.ダイレクトワン | 4.9%~18.0% |
職を失った恋人のためにカードローンで借りた


インタビュアー
どういった経緯でカードローンを使い始めたのですか?

後藤さん
当時付き合っていた彼女がいたのですが、ふとした事で職を失って無収入になってしまいました。見捨てるわけにもいかず、当時は本当に大好きだったので、彼女のためならと思ってカードローンでお金を借りました。

後藤さん
当時はカードローンについて全く知りませんでしたが、周りに借入経験者がいたので、利用しても大丈夫だろうという軽い気持ちでレイクの無人店舗へ行きました。

インタビュアー
実際にカードローンを使ってみてどうでしたか?

後藤さん
当時から収入も普通にあったので、すぐに返済できるだろうという気持ちでした。でも現実はそうではなく、生活費や家賃が思ったより高く、返済額よりも追加借入額の方が上回る状態が続き、ほんの3ヶ月ほどで限度額に達しました。

後藤さん
この時点で、追加で借りないとどうしようもない状態だったので、2社目へ申込するしか選択肢がありませんでした。
大手の消費者金融7社から合計約200万円を借入
契約していたカードローン | 限度額 |
---|---|
レイク | 40万円 |
プロミス | 30万円 |
アコム | 40万円 |
アイフル | 40万円 |
SMBCモビット | 40万円 |
ダイレクトワン | 10万円 |

後藤さん
2社目のプロミスを利用した後も、返済額よりも追加借入額の方が上回る状態が続き、気づいたら、カードローン契約社数は6社になっていたんです。

インタビュアー
危機感を感じ始めたのはいつ頃からですか?

後藤さん
利用残高が150万円を超えたあたりで「このままだとまずいな」と思い始めました。しかし、まずいと感じてはいたものの、すぐにできる事といえば借入の頻度や金額を抑えるくらいでした。
ろうきんでおまとめローンを利用

後藤さん
毎月返さなければいけない額は合計で55,000円ほどでした。給料日を迎えるたびにATMで各社に返済をしていくのも非常に億劫で、本当に辛かったです。そんな時に仕事の人から、カードローンのおまとめに関しての話を聞きました。かなり低金利でまとめる事ができると聞いて、自分なりに調べて利用することに決めました。

インタビュアー
その時点での借入残高は全てまとめたのですか?

後藤さん
全ておまとめにしてしまうと返済しかできないため、お金が必要になった時に、借りられなくなってしまうかもと考え、アコムだけ残してそれ以外のカードローンの残高をまとめることにしました。ろうきんでまとめることで、金利は年10%以下になったので、返済の負担はかなり軽減されました。
このままでは終わらない…債務整理を決意


インタビュアー
債務整理という決断に至ったのはどういうタイミングですか?

後藤さん
決断した時の借入残高は120万円ほどだったのですが、このままではいつまで経っても返済が終わらないのではないかという危機感がありました。年齢的に将来のことも考えなければいけないタイミングだった事もあり、思い切って決めました。
司法書士に相談して「やるべきだ」と判断

後藤さん
結果的には任意整理をしたのですが、本当に債務整理に関しての事は何もわからない状態だったので、最初は司法書士への無料相談をしました。電話で現状ヒアリングを受けて、信用情報の事など、いろいろと説明を受けました。

インタビュアー
任意整理をする際に、費用はどのくらいかかったのでしょうか?

後藤さん
任意整理に必要な費用は、約20,000円でした。その後のローン契約が難しくなる話も細かく聞きましたが、総合的に考えても「やるべきだ」と判断しました。
ブラックリストが何かは知っていた

インタビュアー
任意整理をすると、信用情報に傷がつく、いわゆるブラックリストの載ってしまう状況になってしまうわけですが、それについては理解していたのでしょうか?

後藤さん
ブラックリストという言葉は前々から聞いた事があって、それがどういうものかも何となくは知っていました。将来的にローン審査に影響が出る事も、新たなクレジットカードを作れなくなるという事も、全て受け入れての判断です。

後藤さん
直近では高い買い物もしないし、ローンを組む予定もありません。もちろん将来的に家を買う可能性はありますが、それでも現状をまず打破することの方が重要だと思ったので、決断に関しての後悔はまったくありません。
ブラックリストでも日常生活にほぼ支障はない

インタビュアー
債務整理後の生活はそれまでと変わりましたか?

後藤さん
正直、返済の負担が楽になったというだけで、生活そのものは何も変わっていないです。ローンを組めない事に抵抗はないし、新しいクレジットカードを作る予定もありません。1枚持っているクレジットカードは普通に使えるし、ブラックだからと言って何も不自由に感じることはないですね。

後藤さん
債務整理をする前は、給料日を迎えるごとに各社に合計約55,000円を返済するのが義務のような形でした。それが債務整理後は40,000円ほどを司法書士に振り込むだけなので、心の負担も含めてかなり楽になりました。
実際に債務整理をして見えたこと


インタビュアー
一連の経験を通じてどのような学びがありましたか?

後藤さん
自分は返済計画を立てず、借入額が増え、返済に苦しんでしまったので、今後カードローンは利用しないと思います。
これからカードローンの利用を検討している人は、数万円程度の本当に必要な額だけを申請して借入することをおすすめします。また、当たり前ですが完済までの計画を立てることが重要ですね。

後藤さん
もし既に複数社から数十万円以上を借りて首が回らなくなっている人は、1度ご自身の借入状況を洗い出してみると良いと思います。そのうえで、おまとめや債務整理を検討すると良いのではないでしょうか。

後藤さん
個人的にはブラックリストも悲観的に捉える事ではないと思っています。ブラックだと思っていたら実際にはそうでない人もいるかもしれません。また、私のようにブラックになった所で何も変わらない人も多いでしょうし、時間が経てば記録は消えるのですから。
まとめ
今回は実際に6社のカードローンで計200万円を借入し、最終的に債務整理をした後藤さんにお話を伺いました。
カードローンは収入と支出のバランスを考えて計画的に使うものですが、不測の事態で返済が追いつかなくなってしまった場合には、カードローン会社に相談、専門家に相談するなどして適切な対処方法をとることが重要です。
債務整理は最終手段と考える人も多いかもしれませんが、自身の状況を冷静に見つめ直して最適な判断ができるよう心がけてみてください。
後藤さんが借りたカードローン(利用順) | 金利(年率) |
---|---|
1.レイク | 4.5%~18.0% |
2.プロミス | 4.5%~17.8% |
3.アコム | 3.0%~18.0% |
4.アイフル | 3.0%~18.0% |
5.SMBCモビット | 3.0%~18.0% |
6.ダイレクトワン | 4.9%~18.0% |
レイク
- 金利
- 4.5~18.0%
- 借入限度額
- 1万円~500万円
- 融資スピード
- 最短25分(WEB)

- 選べる無利息期間(60日間、180日間、30日間)
- WEBなら最短25分で融資も可能
- 公式アプリ「e-アルサ」でカードレス可能
アイフル
- 金利
- 3.0%~18.0%
- 借入限度額
- 1万円~800万円
- 融資スピード
- 最短25分(WEB申込)

- WEB申込なら融資まで最短25分も可能
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記事の編集責任者 小野原 慎也 Onohara Shinya