SMBCモビットで増額する方法|必要書類や審査難易度も解説

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SMBCモビット増額手続き

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記事の監修者

高橋 孝治 貸金業務取扱主任者有資格者・国会議員政策担当秘書有資格者・法学博士

貸金業務取扱主任者の資格を保有している金融領域に関しての専門家。金融の資格だけではなく、行政書士、特定社労士の資格も保有。多岐にわたる知見を活かしあらゆる法律を研究している。著書に『ビジネスマンのための中国労働法』(労働調査会、2015年)他多数の本も執筆。

SMBCモビット利用中に「限度額が足りない」という状況になった場合には、増額申込をすることで限度額を増やせる可能性があります。

しかし、増額は誰でも簡単にできるわけではなく、必要書類を揃えて正しい手順を踏む必要があります。また、増額にあたってはメリットもデメリットも存在します。

本記事では、SMBCモビットで正しく増額する方法と、増額できなかった時の対処法をあわせて紹介します。

SMBCモビット
金利
3.0~18.0%
借入限度額
800万円
融資スピード
最短即日

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります

公式サイトはこちら

SMBCモビットの増額方法は2通り

SMBCモビットで利用限度額を増額するには、WEBもしくは電話から申請が必要です。SMBCモビットの対応時間内(9:00~18:00)なら電話の方が良いですが、WEBからなら24時間手続き可能です。

SMBCモビットの増額方法

以下の項目でそれぞれの方法を詳しく解説していきます。

1.WEB(Myモビ)から申請

WEBを通じて増額の申請をする場合は、会員専用サービスの「Myモビ」から申込が可能です。申請は以下の手順で進められます。

SMBCモビット「myモビ」
  1. Myモビにアクセス

  2. 増額申請申込を選択

  3. 必要事項を入力して送信

  4. SMBCモビットから確認の電話

  5. 収入証明書類を提出

  6. 審査結果

増額の申込が電話や窓口のみに限られているところもありますが、SMBCモビットではWEB上ですべてを完結できます

しかし、増額申請申込は過去に良好な返済実績があり増額申請を受けてもいいと判断された場合のみ表示されるため、WEBを通じてすべての利用者が申込できるわけではありません

増額申請申込が表示されていない方は、後述するフリーコールから申請できます。

2.フリーコールから申請

Myナビとアプリに「増額審査申込」の表示がない方、またはWEBではなく電話で申込をしたい方は、SMBCモビットのフリーコールでも増額の申請ができます。

電話口では、専用のオペレーターが増額審査を受けられるかどうかの確認や、増額申請に必要な書類の案内などを行ってくれます。

WEBからの申請は24時間いつでも対応していますが、フリーコールは土日祝日を含む9時から18時までなので受付時間に注意してください

SMBCモビットで増額するメリット

カードローンで増額をするメリット

増額はつまり「それまでより多くの金額を借りる」ということなので、当然ながら計画的に利用する必要があります。

事前にメリットと注意点を把握してから増額申請をしましょう。

借りられる金額が増え自由度が上がる

増額をすると、シンプルにそれまでよりも借りられる金額が増えるので、自由度が上がる点はシンプルにメリットと言えます。

仮に限度額付近まで借入残高が増えてしまい、それ以上を借りたい場合には、増額または他社への新規申込のいずれかをする必要があります。

他社新規申込の場合は、新たに審査を受けて通過しなければならず、当然ながら管理工数も増えるので、手間を考えた時には増額の方が向いています。

金利が下がる可能性がある

SMBCモビットをはじめとするカードローンは、利用限度額に応じて金利の上限が変動します。利息制限法に基づき金利が設定されているため、利用限度額が低ければ金利は高く、利用限度額が高ければ金利は低く設定されます。

そのため、限度額が増えることにより、適用される金利が下がる可能性があります。

利用限度額が100万円以上なら金利は年15.0%

利用限度額に応じて上限金利が変動する理由は、利息制限法という法律により上限が定められているからです。3つの段階でそれそれ上限金利が異なり、利用限度額が100万円以上の場合は年15.0%以下の金利が適用されます。

利息制限法の上限金利

例えば現時点での限度額が80万円で、適用金利が17.0%だったとします。増額申請をして限度額が仮に100万円以上になった場合は、金利は必然的に15.0%以下に下がります。

SMBCモビットで増額する際の注意点・デメリット

SMBCモビットの増額に関するマンガ

上記項目では、SMBCモビットの増額により金利が低くなるメリットについて紹介してきましたが、デメリットがあることも忘れてはいけません。

以下の項目で3つ紹介していきます。

場合によりは収入証明書類が求められる

収入証明書類とは

利用限度額の増額を申請した際に、収入証明書類の提出を求められることがあります。原則として、収入証明書を求められた場合は、提出できない限りは限度額は増えないと考えておきましょう。

SMBCモビットが定める収入証明書類は、以下の通りです。

収入証明書の例

  • 源泉徴収票

  • 税額通知書

  • 所得証明書

  • 確定申告書

  • 給与明細書

収入証明書類として採用されるのは現在の勤務先から発行されたものだけで、申請時には直近2ヶ月分の給与明細書が必要となります

収入証明書類が必要になるケース

SMBCモビットの増額審査では、収入証明書類を求められるケースと求められないケースもあります。

明確な条件については開示されていませんが、今までの利用実績が良好で増額後の借入総額が収入に対して十分であると判断されれば、書類の提出は求められません

しかし、過去に延滞した経験があるなどの利用実績による問題や、転職して収入が変わっている場合などは、増額申請の際に収入証明書類の提出を求められます。

キャッシングのフタバ 貸付担当

貸し手側が収入証明書を求めるのは、増額希望時点での新たな額に対しての返済能力があるかどうかを確認するためです。提出できない場合は、希望の増額は叶わない可能性が高いと考えましょう。

審査結果によっては減額される

SMBCモビットで増額するには再度審査を受ける必要がありますが、通過するためには良好な利用実績を積み重ねている必要があります

その結果、利用実績が良好であると判断されなければ利用限度額が減額される可能性があります。審査を受ければ必ず増額できるわけではなく、減額されるリスクがあることも覚えておきましょう

年収が下がった・家族環境や居住形態が変わったなどの場合は、限度額の見直しが行われる場合があります。そのため、返済状況や環境が良好なタイミングで増額申込をしておくのも1つの手です。

最悪の場合は利用停止になる可能性もある

これまでの利用実績があまりにも悪い場合は利用停止になる可能性もあります。

再度の審査が必要になる増額申請では、収入証明書や利用実績が審査の対象になります。

その際に、初回契約時と勤務先が違う、休職中なのに無申告、何度も延滞しているなど、審査対象者にネガティブな心象を抱かせる利用実績ばかりだと、最悪の場合は利用停止となります

利用停止になると、利用限度額は0円になり借入はできません。自身のこれまでの利用実績を考慮したうえで、増額申請を申込するかどうかを検討しましょう

フタバ株式会社 貸付担当

増額を検討されている方は、契約後すぐではなく、一定の信用を得てから増額の申請をするようにしてください。遅延なく利用した場合は信用度が増します。一定の信用が得られると増額の案内がありますので、増額を検討されている方は目安にすると良いでしょう。

増額審査にかかる所要時間

初回審査時に利用者の返済能力にふさわしい限度額が設定されるため、それを上回る限度額が設定される増額審査は、当然ながら厳正に行われます。

しかし、借入と返済の利用実績や、初回契約時からのステータス変化が審査では考慮されるため、最短即日で増額できるケースもあります。

問題なければ最短即日で結果が出る

SMBCモビットの増額審査は、とくに問題がなければ最短即日で結果が出ます。重点的に調べられるのは、増額しても問題なく返済してもらえるかどうかという点です。

SMBCモビットの増額受付時間

増額審査に通過できるかどうかは「良好な利用実績」と「安定した収入」が重要です。利用実績に延滞があると、信用に問題があるとして増額審査に落ちやすくなります。また、安定した収入があり今後もそれが見込めるかどうかも重要なポイントです。

これらを問題なくクリアしている状態であれば、最短即日で増額審査に通過できるでしょう

状況によっては数日かかるケースもある

SMBCモビットでは、必ず即日で増額審査の結果が出るわけではありません。

年収や勤務先の変化など、初回契約時とステータスが異なっている場合は、確認のため審査に数日かかるケースもあります。

また、土日祝日でも増額申請の申込自体は可能ですが担当者は不在です。できるだけ早く審査結果を知りたいという方は、平日に申込することをおすすめします

急ぎの場合は他社に新規申込するのもアリ

SMBCモビットの増額審査は最短即日で対応してくれますが、厳正な審査が行われるためハードルは低くありません。加えて、急ぎでお金が必要な場合にはタイムリミットの兼ね合いもあるでしょう。

どうしても当日中にお金が必要な場合は、「アイフル」「プロミス」といった融資スピードの早いカードローンに新規申込をするのも1つの手段です。

しかし、その場合は複数社から借入することになります。事前に無理のない返済計画を立ててから検討するようにしましょう

SMBCモビットで増額できないケース

SMBCモビットの増額審査で落ちてしまった、今後増額してもらえるか不安という方は、以下の項目を参考にセルフチェックしてみましょう。

増額審査に落ちる場合の例

  • 希望額で年収の1/3を超える

  • SMBCモビットの利用期間が短い

  • 初回契約時より収入が減っている

  • 勤務状況に変化があった

  • SMBCモビットの利用実績が悪い

希望額で年収の1/3を超える

SMBCモビットをはじめとする貸金業者は、利用者の年収の1/3を超える額の貸付を行ってはいけないと法律で義務付けられています

総量規制

つまり、年収600万円の人には200万円までしか貸すことはできません。この法律は総量規制と呼ばれるもので、2010年6月から施行されています。

貸金業者は年収の1/3を超えるお金を利用者に貸し付けた場合、行政処分を受けます。そのため、すでに年収の1/3まで借入している利用者は増額することはできません

SMBCモビットの利用期間が短い

SMBCモビットの増額申請で問題ないと判断されるためには、ある程度の借入と返済の実績が必要です。なぜなら、利用実績が少ない利用者に対しては増額の可否を判断できないからです。

「この人なら増額しても問題ない」とSMBCモビットに信用してもらうためには、最低でも半年以上の良好な利用実績が必要です

キャッシングのフタバ 貸付担当

ある程度の期間きちんと返済期日を守って利用している人は、貸す側との信頼関係が成立しているとも考えられるので、増額審査の際にはポジティブな材料になります。

初回契約時より収入が減っている

勤め先の営業不振、休職、転職などの理由で初回契約時より収入が減少している場合は、返済能力が低下していると判断されます。

増額審査に通過するためには「良好な利用実績」と「安定した収入」が必要なので、初回契約時よりも収入が減少している場合は増額審査の通過は難しいでしょう

勤務状況に変化があった

安定した収入と勤務状況は、SMBCモビットの増額審査における重要なポイントです。

仮に高額な給料を貰っている人でも、勤続年数が短かったり職種が頻繁に変わる場合は、安定した勤務状況ではないと判断されてしまいます。

そのため、転職、契約形態の変更、人事異動などの理由で勤務状況に変化がある方は、増額してもらえないケースがあります

SMBCモビットの利用実績が悪い

初回契約時からの利用実績が悪ければ増額を受けられません。

増額できないケースの例

  • 借入と返済の実績が極端に少ない

  • 返済期限を守らないことが多々ある

  • SMBCモビットからの連絡に応じない

返済期限を守らないのはもちろんのこと、初回契約時から極端に借入が少ない場合も利用実績が悪いと判断されます。重要なのは適度な金額を借入し、きちんと返済しているという実績です。

また、SMBCモビットからの連絡に応じないという行動も担当者の心象を悪くする要因です。増額の可否は人が決定するということを忘れてはいけません。

SMBCモビットでの増額が難しいときの対処法

悩んでいる人

悩んでる人

SMBCモビットで増額できなかった…。

そんな場合でも、お金が必要という状況は変わらないでしょうから、何とかして工面しなければいけません。

売れるものを探したり、日払いの仕事を探したり、家族や知人をや頼ったりという方法もありますが、そう簡単にいかないのが現実でしょう。

増額できない場合の対処法

そうなると、今ある借金をどこがでまとめるか、または新規のカードローンへの申込(最短即日融資が可能な先)を検討するという方法になってきます。

例えば「プロミス」「アイフル」といった大手の消費者金融であれば、最短即日融資が可能なので、急いでお金を準備しなければいけない人には強い味方になってくれます。

プロミス:申込から最短20分で融資

プロミス
金利
4.5~17.8%
借入限度額
500万円まで
融資スピード
最短20分(WEB申込)

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

SMBCコンシューマーファイナンスのプロミスは、国内トップクラスのカードローン利用者数を誇る、まさに大手と言える存在です。

プロミスは使いやすさ・金利・評判などの点では間違いないと考えて良いでしょう。

他の消費者金融系カードローンに比べて、最大金利が少し低めに設定されているので、中長期的に見て返済総額を抑えられる可能性が高くなります。

プロミスの特徴・メリット

  • WEB申込なら最短20分で融資可能

  • 顧客満足度が高い

  • 初回借入から最大30日間は利息なし

アイフル:最短20分融資も可能

アイフル
金利
3.0%~18.0%
借入限度額
1万円~800万円
融資スピード
最短20分※

※申込状況によってはご希望に添いかねます。

アイフルも審査時間・融資までの時間が非常に短く、時間によってはその日のうちにお金を手に入れることが可能です。

テレビCMは誰もが知っているほど有名で、カードローン利用者や店舗数が非常に多く、初めての利用であれば最大30日間は利息なしでお金を借りることができます。

実際、「SMBCモビットとアイフル」「プロミスとアイフル」のように複数のカードローンを併用している人は多く、2社目の選択肢としても有力です。

アイフルの特徴・メリット

  • 最短20分で融資可能※

  • 融資の可否を1秒で診断

  • 在籍確認の電話は原則なし

申込状況によってはご希望に添いかねます。

借入総額が年収の1/3以内に収まるか確認

仮に、他の大手消費者金融が取り扱うカードローンに新規申込する場合は、借入総額に注意しておきましょう。

SMBCモビット同様、総量規制の影響があるため、借入できる金額の上限目安は「年収の1/3まで」です。

もちろん、あくまでも上限の目安ですので、必ずしも年収の1/3まで借入できるとは限りませんのでご留意ください。

複数のカードローンを使っている人も少なくない

また、以下は全国銀行協会が行った調査データですが、貸金業を利用している人500人に調査した借入社数です。

貸金業者からの借入社数
参照元:銀行カードローンに関する消費者意識調査│全国銀行協会

借入社数が1社の人は、全体の約60%で、2社以上からお金を借りている人は35%以上という結果になっています。このことから、複数社から借りている人も一定数いるということが分かります。

ただし、複数のカードローンで借りることはそれだけ管理も大変になり、借入と返済のバランスが重要になりますので、十分に計画を立てて利用しましょう。

体験談|大手カードローンでの増額

左:佐藤さん(仮名) 右上・右下:インタビュアー

「カードローンの増額はそんなにすぐできるのか」という疑問をお持ちの方も多いと思いますが、大手カードローンは増額申請に対しての対応も早く、場合によっては電話1本ですぐに限度額を増やせることもあります。

以下は実際にカードローン大手のアコムで、電話1本で増額することができた「佐藤さん」のインタビュー体験談の一部を紹介します。

項目 詳細
年齢 25歳(インタビュー時)
居住地 東京都
職業 メディア関連 放送業界
年収 350万円
家賃 約8万円
佐藤さんプロフィール

インタビュアー

アコムの限度額について教えてください。

30代男性

佐藤さん

最初のアコム契約時の限度額は30万円でしたが、コロナで生活費が回らなくなり、アコムに増額を申請しました。

インタビュアー

増額手続きはどのように行われましたか?

30代男性

佐藤さん

アコムに電話をして、増額希望の旨を伝えました。電話をしてから1時間後、「増額完了」のメールが届きました。その後にアプリで確認したところ、借入限度額が50万円までに増えていました。

より詳細のインタビュー内容は以下の記事で公開していますので、気になる方はご覧ください。

SMBCモビットの増額に関するQ&A

  • 増額時には再び在籍確認が行われる?

    原則として在籍確認は行われませんが、初回契約時とは異なる勤務先に変更されている場合などは、勤務先への電話連絡が行われる可能性があります。明確な条件の開示はありませんが、審査上の理由で特別に必要であると判断されれば在籍確認を実施されることはありますので、事前に準備はしておいた方がいいでしょう。

  • SMBCモビットから増額案内があれば確実?

    必ず増額してもらえる訳でありません。SMBCモビットを利用していると「増額案内」が届くことがあります。一定基準をクリアしている場合のみ届くものなので、普通の利用者よりも増額審査に通過できる可能性は高いです。しかし、確実に増額できるわけではありません。案内が届いても増額が確約されているわけではないということを覚えておきましょう。

まとめ

SMBCモビット
金利
3.0~18.0%
借入限度額
800万円
融資スピード
最短即日

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります

SMBCモビットではWEBと電話の2種類の方法で増額申請ができますが、おすすめは365日24時間いつでもWEB上で増額の申請を完結できるMyモビです。

増額することで限度額が増えるだけではなく金利も低くなる可能性もありますが、再度の審査が必要になるため減額や利用停止になるリスクがあることも忘れてはいけません。

ただし、SMBCモビットで増額できない場合や、どうしても今日中にお金が必要という場合には、「プロミス」「アイフル」といった他の大手消費者金融への申込も合わせて検討してみてください。

監修者コメント

高橋 孝治 貸金業務取扱主任者有資格者・国会議員政策担当秘書有資格者・法学博士

借りる前に返済計画をきちんと立てましょう

お金を借りた場合は必ず返済をしなければいけません。そのため、事前の返済計画は重要です。月々いくら返済をするのか、どのくらいの期間で完済するのかなどを計画しておかないと、無駄な出費をしてしまう恐れがあります。借りすぎを防止するためにも、返済計画を立てておきましょう。

記事の編集責任者 小野原 慎也

高校卒業後、様々な業界を経てポート株式会社へ。数多くの金融メディアで、ライターとして1,000本以上の記事を執筆。MONEY LEAFでは「お金に関するさまざまな知識が集まる情報ポータルサイト」として、最新の比較情報や賢く利用するためのノウハウ記事を発信している。