プロミスで借入できない7つの原因!注意するリスクについても解説
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記事の監修者

高橋 孝治 貸金業務取扱主任者有資格者・国会議員政策担当秘書有資格者・法学博士
貸金業務取扱主任者の資格を保有している金融領域に関しての専門家。金融の資格だけではなく、行政書士、特定社労士の資格も保有。多岐にわたる知見を活かしあらゆる法律を研究している。著書に『ビジネスマンのための中国労働法』(労働調査会、2015年)他多数の本も執筆。
「プロミスで借入しようと思ったけど、利用可能額が0になっていて借入ができない」
「ATMにカードを挿入するとエラーが出てしまう」
とお悩みの方もいることでしょう。
この記事では、プロミスで借入ができない原因を紹介します。
その他、利用可能額を戻す対処法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
プロミスで借入できない7つの原因

プロミスを利用していて借入が突然できなくなった場合、以下のいずれかの原因が考えられます。
1.ATMが対応していない
2.カードやATMが不調・故障
3.滞納をしている
4.利用限度額を超えてしまっている
5.年収に変化があった
6.他社の借入で総量規制に抵触している
7.利用規約を違反してしまっている
原因によって対策は異なりますが、正しく対処することで再び借入ができる可能性もあります。
それぞれの原因と対策について、次項で詳しく解説します。
1.ATMが対応していない
単純に利用しようとしているATMがプロミスに対応していないだけ、というケースがあります。
消費者金融によって対応しているATMが異なるため、ATMによっては借入できません。
ATMを使って借入・返済をしたいなら、事前にプロミスがどのATMで借入・返済ができるのか把握しておくことが大切です。
以下に、対応している主なATMを紹介します。
利用できる主なATM | 借入の手数料 | 返済の手数料 | 営業時間 |
---|---|---|---|
プロミスATM | なし | なし | 7:00~24:00 ※ATMにより営業時間、休日が異なる |
三井住友銀行 | なし | なし | 9:00~21:00(店舗で異なる) |
セブン銀行 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 24時間いつでも |
ローソン銀行 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 24時間いつでも |
E.net(ファミリーマートなど | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 24時間いつでも |
ゆうちょ銀行 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 1万円以下:110円1万円超:220円 | 24時間いつでも |
※2021年9月時点での対応状況
セブンイレブンやローソン、ファミリーマートなどの主要なコンビニに設置されたATMなら手数料はかかるものの、24時間いつでも取引が可能です。
どうしても手数料の支払いを避けたいなら、プロミスや三井住友銀行のATMがおすすめです。
「設置台数はコンビニより少ない」「閉店している時間がある」のがネックですが、手数料無料で利用可能なのがメリットです。
2.カードやATMが不調・故障
ATMにカード自体が入らない場合、プロミスカードそのものに不具合が生じている可能性があります。
速やかにプロミスに連絡してカードの交換などの対応をすると再び利用できます。
借入できない原因としては、ATMに不具合が起きている可能性にも注意しましょう。
コンビニに設置してあるATMの動作がおかしい場合、備え付けの受話器でカスタマーサービスに電話すると対処方法を教えてくれます。
3.滞納をしている
返済の遅れ(滞納)をしてしまうと、借入ができなくなってしまう場合があります。
延滞をしてしまった場合、すぐプロミスに連絡しましょう。
「いつ返済できるか」「なぜ返済できないのか」ことを伝えたうえで、担当者の指示に従います。「必ず返済する」と宣言することも大切です。
返済の延滞を解消することで、再び借入できるようになる可能性があります。
返済が遅れそうなことが分かった時点で相談しておくとなお良いでしょう。
4.利用限度額を超えてしまっている
プロミスに限らず、カードローンの契約では「あなたは〇円まで借りられますよ」という意味の限度額が設定されます。
借入を繰り返して利用限度額を全て使い切ってしまった場合、新しく借入ができません。
返済した分だけ利用限度額が復活して、再び借りることができるようになります。
または「増額」の申込も有効です。
利用限度額を増やすことで、返済を進める前に再び借入できるようになりますが、増額には再度審査が必要です。
5.年収に変化があった
借入限度額は契約の際に「年収」「信用情報」などを加味して決められます。
そのため、年収が減った場合は利用限度額が下がり、追加の返済ができなくなる可能性があるでしょう。
年収の変更などの情報が伝わる要因として、たとえば「増額の審査」があります。
増額の審査では新規の契約のように、年収、勤続年数、信用情報などが調査の対象です。
もし転職や降格などの理由で契約時より年収が下がっていると、利用限度額が上がるどころか下がる形になってしまいます。
すでに借りている以上の金額を借入できなくなる可能性があります。
限度額が引き下げられた場合は、返済を進めて利用限度額の空きを作るしかありません。
6.他社の借入で総量規制に抵触してる
プロミス以外の他社でも借入している場合、他社での借入を含めて「総量規制」に抵触すると借入できなくなります。
総量規制とは、貸金業法で定められた「貸金業者が年収3分の1までしか融資できない」というルールのことです。
契約時に決まる利用限度額は総量規制も加味して決められます。
また、総量規制は1社ではなく、利用している貸金業者の全体の借入額を年収の3分の1に収める必要があります。

年収300万円の人が他社と合わせて100万円を借入している場合、プロミスで新しく借入することはできません。
借りられるようにするには「返済を進める」しかありません。
返済を進めて利用限度額を減らすことで、プロミスで新しく借入できる可能性が出てくるでしょう。
7.利用規約を違反してしまっている
プロミスではカードローンの利用に「利用規約」を設けています。
プロミスの利用規約に違反してしまうと、借りられなくなってしまいます。
たとえば、プロミスカードローンを利用している場合、電話番号や家族構成、住所や勤め先が変更になった場合は速やかに届け出ることが必要です。
もし申告をしないままでいると規約違反として信用を失くし、カードローンの利用が停止になることもあります。
カードが使用できない原因に関して担当者の見解

フタバ株式会社 貸付担当
借入できない要因はさまざまあるため、まずは契約先のコールセンターに連絡し、相談をしましょう。要因がすぐ判るだけでなく対処法もアドバイスしてくれます。
借入できなくなったときに注意すること

借入ができなくなった時、状況によってはそのまま利用停止になってしまうケースがあるので気をつけましょう。
「借入ができない」という事態になったとき、特に注意しておくべき事柄を解説します。
1.延滞で借入できなくなると信用情報に傷がつく可能性がある
2.総量規制に抵触していると他社でも借りられない
3.利用規約に違反してしまうと今後借りられなくなる可能性がある
1.延滞で借入できなくなると信用情報に傷がつく可能性がある
返済が遅れてもそのまま放置をしてしまい、61日以上又は3ヶ月以上の延滞になると信用情報に事故情報が記録されます。
いわゆる「信用情報に傷がつく」「ブラックリストに載る」という状態です。
信用情報機関には「銀行系」「信販系」「カードローン系」と3つの種類がありますが、延滞などの事故情報に関してはそれぞれの金融機関で共有されます。
カードローンだけでなく、クレジットカードやマイカーローン、住宅ローンなどの審査の際に信用情報を照会されます。
事故情報が見られると審査に悪影響です。
最悪の場合は住宅ローンなど、大きなローンを組むこともできなくなってしまうでしょう。
返済遅れが発生した時点でそのままにせず、自分からプロミスに連絡して返済の目途を伝えることが大切です。
事故情報として記録される前に、速やかに返済しましょう。
2.総量規制に抵触していると他社でも借りられない
総量規制に抵触してしまうと、他社での借入もできなくなってしまいます。
借入の履歴は信用情報会社を通して、消費者金融が参照できるようになっているためです。
これを途上与信といいます。
途上与信は、契約後に消費者金融が定期的に行う審査のことです。
信用情報機関にアクセスした情報をもとに実施されるもので、信用情報は消費者金融が審査の際に参照できます。
他社借入額についても最新の情報が手に入ります。
総量規制はすべての貸金業者での借入が対象です。他社ですでに総量規制に抵触した場合、ほかの金融機関でも借入できなくなります。
3.利用規約に違反してしまうと今後借りられなくなる可能性がある
利用規約を違反してしまうと、悪質な利用客として今後の借入ができなくなってしまう可能性がありまず注意すべきは「永久に記録が残る可能性がある」ということです。
信用情報機関に記録される事故情報(返済の延滞など)は最長5年で消えます。
しかし、会社が悪質な利用客と判断してブラックリストに載ってしまうケースでは、何年経過してもデータが削除される決まりはありません。
一度信用を失うと二度と契約・借入ができないリスクがあることを覚えておきましょう。
利用停止になったらすぐに対処をする

利用停止になったらすぐに対処をしなければ、当分の間は利用できなくなってしまうこともあります。
単純に利用したATMでプロミスを利用できないだけなら他の借入方法を使えばいいですし、総量規制に抵触している場合でも返済さえ進めればまた借入できるようになります。
問題なのは「返済の延滞」「利用規約に抵触している」といった場合です。
最悪の場合は利用の停止になるほか、期限の利益(分割して返済できる権利)を失って一括返済を求められることもあります。
「利用停止になってしまった理由がわからない」場合は、会社から通知が来る前に自分から連絡を入れて原因を探しましょう。
原因や可能性を教えてもらえた場合、速やかに対処するべきです。
どうしてもお金が必要なら他社カードローンを検討
借入額が総量規制の範囲内なら借りられる可能性はあります。
ですが、すぐに対処ができそうもなく、それでもお金が必要なら他社のカードローンを検討しましょう。
プロミスと同様に「大手消費者金融」に分類されている中から2社を紹介します。
アイフル
アイフルは、プロミスと同じくコンビニATMでの利便性が高いカードローンです。
申込手続きから審査、契約、借入までスマホアプリ1つで全て済ませることができます。
セブン銀行とローソン銀行を使えばアプリを使ったカードレス取引も可能です。
24時間借入が可能で取引金額も1,000円単位で行えるなど、使い勝手が良いサービスといえます。
「カードを人に見られたくない」「財布を厚くしたくない」という人にもおすすめです。
さらに公式サイト「ぽっぽくん」チャットで質問できる機能も搭載されています。
電話をしなくてもチャット質問に回答してくれるサービスです。
相談受付は24時間365日可能ですから、気が向いたときに質問をするだけで気軽に回答を待つことができます。
アイフル
- 金利
- 3.0%~18.0%
- 借入限度額
- 1万円~800万円
- 融資スピード
- 最短25分(WEB申込)

- WEB申込なら融資まで最短25分も可能
- 初めてのお借り入れなら30日間金利がゼロ円
- 1秒診断でお借り入れ可能か事前に知ることができる
SMBCモビット
SMBCモビットは、他社にないサービスが充実しているのが大きな特長です
電話による在籍確認から書類による確認に切り替えできる
Tポイント機能付きのカードが手に入る
SMBCモビットではWEB完結申込を選択して一定の条件を満たすと、在籍確認を書類で行うことができます。
「絶対に会社に電話をかけてほしくない」という人に貴重な選択肢になるでしょう。
またTポイントの機能がついたローンカードも特長です。
返済の「利息」200円につき1ポイントが手に入ります。
貯まったポイントは返済に使えるほか、普段の買い物のTポイントも合算可能です。
普段の生活をするほど返済が楽になります。
SMBCモビット
- 金利
- 3.0~18.0%
- 借入限度額
- 800万円
- 融資スピード
- 最短即日※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

- 10秒簡易審査で事前審査可能
- WEB完結申込で電話連絡&郵送物なし
- モビットアプリを使えばカードレスで利用可
プロミスで借入できない場合によくある質問
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- プロミスで借入できない原因は何ですか?
ATMが非対応、カードの故障、限度額のオーバー、滞納などによる利用停止などが原因として考えられます。
ATMが対応していなかったり、カードが故障していたりした場合は、すぐに対処できる可能性があります。ただし、限度額を超えたり、滞納したりした場合は、状況を改善しなければ利用できません。 -
- プロミスの滞納が原因で利用できない場合はどうすればいいですか?
まずはプロミスの会員窓口であるプロミスコール(0120-24-0365)に連絡してください。オペレーターの指示に従い、今後の返済計画を立てていくこととなります。どうしても返済の目処が立たない場合は、法テラスや弁護士などの専門家に相談しましょう。
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- プロミスから借入できない際にどうしてもお金が必要になったらどうすればいいですか?
現在の借入金額が年収の1/3を超えていなければ、他社からお金を借りられる可能性があります。ご自身の借入金額を確認したうえで、申込するか検討しましょう。
まとめ
プロミスで借入できない理由は、以下の7つが原因であると考えられます。
1.ATMが対応していない
2.カードやATMが不調・故障
3.滞納をしている
4.利用限度額を超えてしまっている
5.年収に変化があった
6.他社の借入で総量規制に抵触している
7.利用規約を違反してしまっている
ATMが対応していない場合や、カードが故障しているときは、借入方法を変更することで利用できる可能性があるでしょう。ただし、その他が原因の場合は、ご自身の状況を改善しなければ、プロミスを再利用することはできません。
滞納が原因でプロミスを利用できない場合は、以下のリスクが発生するため注意してください。
1.延滞で借入できなくなると信用情報に傷がつく可能性がある
2.総量規制に抵触していると他社でも借りられない
3.利用規約に違反してしまうと今後借りられなくなる可能性がある
監修者コメント

高橋 孝治 貸金業務取扱主任者有資格者・国会議員政策担当秘書有資格者・法学博士
借入ができなくなっているのならば要因を把握しましょう
金銭の借入ができなくなるということは、少なくともその時点で借入と返済のバランスが崩れている状態です。まずは返済に専念し、借入をしないなどの対処が必要です。収支の見直しが必須になっているということを理解しましょう。

記事の編集責任者 小野原 慎也 Onohara Shinya