カードローンの審査に通らない!審査に落ちる理由と対策とは

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記事の監修者

小松 香名美 2級ファイナンシャルプランニング技能士

和歌山大学 経済学部卒。旅行会社勤務の後、出産のため退職。2018年に保育士資格を取得し、保育園勤務を経験。
2021年にファイナンシャル・プランニング技能検定2級を取得。ファイナンシャルプランナーとして独立し、マネー記事の監修などを行っている。
>>晩婚、高齢出産専門のファイナンシャルプランナー

「お金を借りる」場合、多くの方は、カードローンの利用を検討するのではないでしょうか?

しかし、カードローンを利用するためには審査に通過する必要があります。

カードローンの審査基準は公開されておらず、また各社審査基準が異なります。そのためカードローンを利用したいのに、審査に通らない理由が分からず、困ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は、カードローンの審査に落ちる理由や対策について説明します。

カードローンの審査に通らない主な理由は5つ

返済能力がないと判断される例

カードローンの審査基準は各社公表されていないためわかりませんが、審査に通らない主な理由は以下の5つです。

  • 年齢や収入などの申込条件を満たしていない

  • 個人信用情報に延滞や自己破産などネガティブな履歴が残っている

  • 直近で何度もカードローンやクレジットカードの申込をしている(申込ブラック)

  • 他社の借入金額がすでに総量規制ギリギリである

  • 在籍確認がとれない

年齢や収入などの申込条件を満たしていない

カードローンのサービスを提供する金融機関は申込条件を定めています。

申込条件のうち年齢の上限・下限を満たしていないでのであれば、カードローンの申込自体することができませんし、審査に通るためには、収入などの条件を満たしている必要があります。

成人以上74歳以下であること

カードローンの申し込みができる年齢は成人以上74歳以下であるのが一般的です。年齢基準を満たしていなければ当然カードローンの審査に通りません。

2022年4月から成人年齢が18歳になり、親の同意なしにカードローンの利用が可能となったことで、これまで「満20歳以上」だった年齢制限が変更されました。一部のカードローンは満20歳以上を継続していますので、申込前にきちんと確認をしましょう。

ちなみに、20歳未満の人が申込をする場合は本人確認書類とともに、別途収入証明が必要です。日本貸金業協会は、「20歳未満の若年者への貸付けの契約を締結しようとする場合は、貸付額にかかわらず、収入の状況を示す書類の提出又は提供を受けてこれを確認するものとする。」などのガイドラインを策定しているためです。

安定した収入と返済能力があること

カードローンの審査において安定した収入と返済能力は重要なポイントです。どんなに収入が多くても安定した収入がなければ審査に通る可能性は低くなってしまいます。

会社に勤めている場合の収入は、安定的とみなされるケースが一般的です。

また、同じ会社員でも会社の規模が大きい方が安定しているとみなされますし、契約社員よりも正社員の方が安定していると判断されます。

一方、安定した収入とみなされない可能性があるのは以下のような場合です。

  • 給与が完全歩合制で変動が大きい

  • 契約形態が日雇いや短期バイトである

上記は一例ですが、どんなに収入が多くても、完全歩合制などで収入が安定していない場合、カードローンの審査に通らない可能性が高くなりますので注意しましょう。

逆に、契約社員やパート・アルバイトで収入が低かったとしても、勤続年数が長いと安定した収入があるとみなされ、カードローンの審査に通りやすくなります。

個人信用情報に延滞や自己破産などネガティブな履歴が残っている

信用情報とは、過去のクレジットカードやカードローンなどの利用履歴や申込履歴のことです。

申込者が計画的に返済をしていけるかを判断するのに、信用情報にある過去の金融履歴が重視されます。

特に異動情報と呼ばれる以下のような履歴があると審査に通るのはかなり難しくなります。

  • 3カ月以上の延滞

  • 保証会社による代位弁済

  • 債務整理(自己破産、任意整理など)

  • 強制解約

主要な信用情報機関で登録される項目と期間

項目概要全国銀行個人信用情報センター
KSC
株式会社 シー・アイ・シーCIC株式会社日本信用情報機構
JICC
申込に関する情報氏名・生年月日・電話番号・申込日・勤務先の名称・連絡先等6カ月6カ月6カ月
契約に関する情報契約の種類・契約日・取引金額等5年5年5年
返済に関する情報入金日・完済日等5年5年5年
延滞に関する情報延滞有無・延滞解消日等5年5年5年
自己破産自己破産の事実等10年5年5年
任意整理任意整理の事実等5年
全国銀行個人信用情報センター(KSC)
株式会社 シー・アイ・シー(CIC)
株式会社日本信用情報機構

直近で何度もカードローンやクレジットカードの申込をしている(申し込みブラック)

同時期に複数のカードローンやクレジットカードの申し込みをしている場合、審査に通らない可能性があります。

同時期に複数のカードローンやクレジットカードの申し込みをすると、「お金に相当困っているのではないか」「返済能力がないのでは…」と審査に不安をもたれてしまうからです。

急いでお金が必要だからといって、同時期に複数のカードローンやクレジットカードに申し込みをするのはやめましょう。

カードローンの申込履歴は6カ月間保管される

カードローンの申込履歴は、個人信用情報機関に照会日より6カ月間保管されます。

申込ブラックの状態にあって、カードローンやクレジットカードの審査に通る確率を高めたいのであれば、6カ月以上待ってから申し込みするようにしましょう。

他社の借入金額がすでに総量規制ギリギリである

総量規制とは、個人が貸金業者からお金を借りようとしたとき、総額で年収の3分の1までしかお金を借りられないという貸金業法による規制です。

年収の三分の一以上は貸付禁止

総量規制は多重債務者の問題を背景に貸し過ぎ・借りすぎを防ぐためにできた規制です。

たとえば、年収300万円の人は最大でも100万円までしか借りることができません。すでに他の消費者金融から70万円借入れていたとしたら、借入れできるのはあと30万円ということです。

総量規制の対象になるのは、具体的には以下の通りです。

  • 消費者金融のカードローン

  • クレジットカードのキャッシング

一方で総量規制の対象にならないものは以下の通りです。

  • 住宅ローンや自動車ローン

  • 銀行からの借入(銀行カードローン)

  • クレジットカードのショッピング枠

在籍確認がとれない

在籍確認は、申込者が記入した勤務先に電話連絡をして、本当に申込者が勤務をしているか確認し、返済能力を判断するために行います。

在籍確認が取れないと、申告した会社に勤めているかどうか確認できず、収入があるかわからないため一般的には審査に通りにくくなります。

カードローンの審査基準・項目は大きく2つ

カードローンの審査基準

カードローンの審査基準や審査項目は各社で異なり、また公表されていないため、完璧に把握することはできませんが以下の2つを軸に審査しています。

  • 申込者の属性から、安定した・継続した収入・返済能力があるかを審査

  • 信用情報からこれまでのお金の借り方・返し方など計画的な返済ができるかを判断

申込者の属性から安定し継続した収入・返済能力があるかを審査

申込者の属性は重要なポイントです。特に以下の項目については重要視される傾向にあります。

  • 申込者情報

    氏名、年齢、性別、既婚・未婚の別、扶養家族の有無など

  • 自宅情報

    マンション・戸建て・社宅などの種別、住宅ローン・家賃負担の有無

  • 家族情報

    世帯主であるか否か、家族との同居の有無

  • 勤め先情報

    会社名、会社の規模所属部署、職種、雇用形態、年収、給料日など

これら年収・職業属性、住宅ローンの有無などから、収入の安定性と継続して返済ができるかを見極めているのです。

信用情報からこれまでのお金の借り方、返し方など計画的な返済ができるかを判断

信用情報にある過去の金融履歴は、カードローンの審査において重要です。

消費者金融を過去に利用したことが問題になるのではなく、これまでに長期延滞などがないか、遅延を度々おこしていないかなど、申込者の借り方・返し方を見て計画的な返済が可能かどうかを判断しているのです。

1回くらいの延滞であれば大きな影響は無いと思われるかもしれませんが、1回の延滞でも影響は無いとはいえません。

特に長期延滞や自己破産など重いネガティブ情報がある場合は、まずカードローンの審査に通らないと思っていたほうがよいでしょう。

審査基準について担当者の見解

フタバ株式会社 貸付担当者

私たち金融機関は公平性を保つため、審査基準や審査結果の詳細をお客様にお伝えすることはできません。ただ、どの金融機関の審査においても「返済能力」を重要視している事実は変わりませんので、信用情報や収入に対しての借入金額などを見直してみてください。

カードローンの審査を受ける際の対策

カードローンの審査に通りやすくするため主な対策を7つご紹介します。

  1. 希望借入金額を少なくする

  2. おまとめローンなどで借入件数を少なくする

  3. 在籍確認の相談にのってくれるカードローンを選ぶ

  4. クレジットカードの利用で延滞などをおこさない(良好な利用実績をつくる)

  5. 短期や日雇いではなく長期継続の仕事に就く

  6. 過去に審査に落ちたカードローン以外で申込をする

  7. 信用情報の履歴がきれいになるまで待つ

1.希望借入金額を少なくする

希望借入額を減らす

カードローンの審査に通る確率を高くしたいのであれば、希望借入金額を少なくするようにしましょう。

希望借入金額が高いと、以下のような理由から審査に落ちてしまうこともあります。

  • 総量規制に抵触する可能性がある

  • 収入に対して希望額が高すぎると返済できないリスクがあるとみなされる

希望借入金額を少なくすることで、審査に通りやすくなります。

2.おまとめローンなどで借入件数を少なくする

おまとめローンを利用

複数の金融機関から既に借入があると、審査の際「返済されないのではないか」と不利な印象を与えてしまう可能性があります。

一方、借入金額が同じでも借入件数が少ないと、金融機関での審査の印象は良くなります。

なぜなら、複数の借入があるより返済する優先順位が高くなると思えるからです。申し込む前に、おまとめローンなどで借入先を整理するとよいでしょう。

3.在籍確認の相談にのってくれるカードローンを選ぶ

電話連絡のないカードローンを利用

カードローンの審査に通過するためには、一般的に在籍確認は必要な手続きです。しかし、勤務先に電話がかかってくるのを避けたい、職場にカードローンの利用がバレるか不安だという方もいらっしゃるでしょう。

そのような場合、在籍確認の電話が原則的にない以下のようなカードローンを選ぶとよいでしょう。

金融機関公式サイトでの案内
アイフル原則として、お申込の際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
SMBCモビット申し込みから契約までネットで完結。WEB完結なら電話連絡なし。

4.クレジットカードの利用で延滞などをおこさない(良好な利用実績をつくる)

良好な利用実績

良好な利用実績を作ることによってカードローンの審査に通過する可能性を高められます。

  • クレジットカードの利用で、延滞などをおこさない

  • カードローンの利用で、毎月の返済をきちんとおこなっている

借りすぎは問題ですが、カードローンなどを利用していて毎月遅れずに返済していることも信用を積んでいるといえます。

5.短期や日雇いではなく長期継続の仕事に就く

安定した収入を得られる仕事

安定的な収入があるかもカードローンの審査において重要です。

収入は多いに越したことはありませんが、収入が少なくても安定した企業の正社員など今後も継続的に収入が得られるとみなされれば審査に通る可能性は十分あります。

一方、いくら収入が高くても歩合給や短期のアルバイト、日雇いなどでは審査に通る可能性は低いです。短期や日払いではなく安定した長期継続の仕事に就くようにしましょう。

6.過去に審査に落ちたカードローン以外で申込をする

審査落ちしていないカードローンに申し込む

カードローンの審査に落ちた履歴は、6カ月で消えますが、過去に審査に落ちたカードローン会社には半永久的に記録は残っています。

いくら信用情報機関から履歴が消えても、過去に審査に落ちたカードローン会社に再度申し込みをしても、審査に落ちる可能性が高くなってしまうのです。

よって過去に審査に落ちたカードローンではなく、それ以外のカードローンに申し込みをするようにしましょう。

7.信用情報の履歴がきれいになるまで待つ

信用情報の保存期間は異なる

延滞や自己破産などのネガティブな履歴が信用情報に残っていると、カードローンの審査に通過する可能性はほぼありません。

延滞や自己破産の履歴については5~10年記録されていますので、信用情報の履歴がきれいになるまで待った方が良いでしょう。

どうしてもカードローンの審査に通らない場合にお金を借りる方法

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カードローンの審査に通過するための対策について説明しましたが、それでもカードローンの審査に通らないこともあるでしょう。

そのような場合でもお金を借りられる方法について説明します。

中小消費者金融を利用する

大手消費者金融の審査に通らなくても、中小消費者金融であれば審査に通る可能性があります。

大手消費者金融の場合、申込者が非常に多いため、どうしても一律な審査や判断になってしまいます。

一方、中小消費者金融は、他社の借入状況などに不安があっても個々人の状況などに応じて柔軟に審査してくれる可能性があるのです。

どうしてもお金を借りたい場合は中小消費者金融に相談するのも1つの方法です。

公的相談窓口に相談する

公的相談窓口に相談するのも1つの方法です。国や市町村が運営するサポートがいくつもありますのでぜひ参考にしてください。

生活サポート基金による生活再生ローン

一般社団法人生活サポート基金による生活再生ローンは、借金の返済など経済的な問題で困っている方が利用できる制度です。

多重債務の方や債務整理後の生活再建のための資金を借りることができ、年収の3分の1まで融資を受けられる可能性があります。

生活再生ローンのご案内|一般社団法人 生活サポート募金

公的援助 緊急小口資金特例貸付

緊急小口資金特例貸付は、収入が減少して、生活に困っている人を対象に最大20万円まで無利子・無担保でお金を貸してくれる制度です。

ただし、自己破産手続きなどの債務整理中の方は申請できませんので注意してください。

緊急小口資金特例貸付 よくあるお問い合わせについて

クレジットカードのキャッシング枠を利用する

カードローンの利用ができない場合、クレジットカードのキャッシング枠を利用するのも1つの方法です。

クレジットカードのキャッシング枠とは、クレジットカードで現金を借入れることができる限度額のことです。お手持ちのクレジットカードにキャッシング枠が設定されていれば、キャッシング枠の上限金額まで借入れすることが可能です。

カードローンの審査に関するよくある質問

  • カードローンの審査に通らない理由は何ですか?

    カードローンを扱う金融機関は、審査基準を公表していないため、審査に落ちた正確な理由は分かりません。ですが、「他社借入が多い」「過去に延滞や遅延をした」など、返済能力が低いと判断される場合は審査に落ちる可能性が高くなります。

  • カードローンの審査に通過できなくなる具体的な事例は何ですか?

    過去にクレジットカードや携帯電話の利用料金を長期滞納したり、債務整理をおこなったりするとカードローンの審査に通過できなくなります。
    上記のような金融事故を起こした方は、5~10年間は新しいカードローンを利用できなくなるので注意しましょう。

  • 審査のない金融機関を利用しても問題はありませんか?

    審査を実施しない金融機関は、違法業者のため絶対に利用してはいけません。
    違法業者を利用すると、法外な利息を請求されたり、周囲の人を巻き込んだトラブルが発生したりします。

まとめ

今回はカードローンの「審査に通らない理由」や「審査に通る方法」について主に説明をしました。

カードローンは無担保、保証人なしで個人が利用ができる便利なサービスではありますが、返済能力があるかを必ず審査されます。

ぜひ今回の記事を参考にしていただきカードローンの審査のポイントについてご理解いただければ幸いです。

最後に、今回の記事で紹介したポイントについてまとめておきました。カードローンの審査を受ける際の参考にしてください。

  • カードローンの審査に通らない理由について

  • カードローンの審査基準について

  • カードローンの審査を受ける際の対策について

  • カードローンの審査に通らない場合にお金を借りる方法について

監修者コメント

小松 香名美 2級ファイナンシャルプランニング技能士

カードローンの審査に落ちる理由を知り、原因になりそうなところは信用情報も含めて改善しておこう

カードローンの審査に通らない理由はいくつもありますが、カードローン会社は落ちた理由を教えてくれません。カードローンは審査に何度も続けて落ちると、審査通過がどんどん難しくなっていきます。特に、信用情報に問題がある場合は審査にほぼ通ることはないため、専門家に相談するなどの対応をしましょう。

記事の編集責任者 小野原 慎也 Onohara Shinya

高校卒業後、様々な業界を経てポート株式会社へ。
数多くの金融メディアで、ライターとして1,000本以上の記事を執筆。
MONEY LEAFでは「お金に関するさまざまな知識が集まる情報ポータルサイト」として、最新の比較情報や賢く利用するためのノウハウ記事を発信している。

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