リボ払いが払えないときの対処法!滞納する6つのリスク

リボ払いできない

記事の監修者

國弘 泰治 MBA・オフィスALIVE代表。資格:MBA(経営学修士)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AF

投資用マンションの営業の退職後、その後フリーターをしながらFP資格を取得し独立。現在はMBA・FPオフィスALIVEの代表を務めている。得意分野は不動産投資と海外投資、相続・事業承継、法人向け資産運用。

リボ払いが払えないとき、どうすればいいか気になるのではないでしょうか。

結論、状況に応じて対処法がいくつかあるので、適切な手段を選択する必要があります。

その他、リボ払いで滞納するリスクや、払えない状況でも絶対にやってはいけない行為も解説するので、ぜひ参考にしてください。

リボ払いが払えないときの対処法

リボ払いが払えないときの対処法

リボ払いが払えないときは、「状況に合わせた対処をすること」がとても重要です。

仮に、支払いが1回出来なくても、すぐに大きなペナルティを受けるわけではありません。支払いができない状況が長引けば長引くほど、問題は大きくなってしまうのです。

リボ払いが払えないと気づいた方は、以下の4つの方法を実践しましょう。

  1. 利用している金融機関に連絡する

  2. 持ち物を売ってお金を作る

  3. お金を借りて不足分を補填する

  4. 適切な相談先に話をする

それぞれの対処法について詳しく解説していきますのでご覧ください。

利用している金融機関に連絡をする

リボ払いが払えないと判明したら、利用している金融機関に返済が遅れることを必ず連絡しましょう。

連絡をせずに返済が遅れてしまうと、後述する様々なリスクが生じます。事前に連絡をすることで、リスクを回避できるきっかけを作ったり、今後の返済についても相談をしたりできます。

「返済ができない」と一人で悩まず、必ず利用している金融機関に相談しましょう。

持ち物を売ってお金を作る

支払いできない金額が1ヶ月分の支払額程度であれば、ご自身の持ち物を売ることで、お金を工面できる可能性があります。

持っているものを売るには、「質屋」「メルカリ」「ネットオークション」などを利用してください。

以下のものであれば、お金になる可能性が高いと考えられます。

  • カメラやレンズ類

  • 腕時計

  • 電化製品

  • 衣服

もし、急ぎでお金が必要な場合は、当日に換金できる質屋を利用すると良いでしょう。

お金を借りて不足分を補填する

中長期的に返済が必要な場合、足りない分のお金を借りて返済に専念する方法もあります。

本来、返済のためにお金を借りる行為は「借金を借金で返済する行為」に当たるため、好ましくありません。

ですが、下記の方法であれば、お金を借りても返済に専念できます。

  • 家族や親戚からお金を借りる

  • 返済に特化したローンを利用

  • 生命保険の契約者貸付制度を利用

それぞれ返済に専念できる理由を解説していきます。

家族や親戚からお金を借りる

金融機関からお金を借りたときは、必ず利息を支払う必要があります。

ですが、家族や親戚からお金を借りる場合、原則として利息を支払う必要がありません。

返済期間がどれだけ長引いても、借りた金額以上のお金を返す必要はないのです。

ただし、利息を払う必要がないとはいえ、借金の肩代わりをお願いする行為は、自分の信頼を損なう可能性があります。もし、家族や親戚にお金を借りる場合は、借用書などを自分で用意して、返済の意思があるということをしっかり伝えましょう。

返済に特化したローンを利用

借り換え専用ローンやおまとめローンといった「返済に特化したローン」を利用する方法は、悪循環に陥りにくいです。

返済に特化したローンとは

月々の返済負担を軽減し、返済に専念できるローンのこと
複数社の借入をまとめる「おまとめローン」や、金利の低い融資サービスに借り換える「借り換えローン」などが該当します。

返済に特化したローンを利用すれば、月々の支払いに困っていた方であっても、返済額を軽減し返済に専念できる可能性があるのです。

ただし、月々の返済額が軽減される反面、以下のデメリットが存在します。

デメリット

  • 追加借入ができない

  • 返済期日が伸びて支払総額が増える可能性がある

上記のデメリットを踏まえたうえで、返済に特化したローンを利用しましょう。

生命保険の契約者貸付制度を利用

生命保険に加入している方は、「契約者貸付制度」を利用することでお金を借りられる可能性があります。

契約者貸付制度とは

生命保険を解約した際に、払い戻しされるお金を「担保」にして、お金を借りるサービスのこと

保険を解約した際に発生する戻り金を担保とするため、万が一返済できなくても、解約した際に戻ってくるお金が減額されるだけで済みます

ただし、この制度は解約時の戻り金を基に借入限度額が決まります。例えば、戻り金が10万円の場合、借入できる限度額は10万円以下になるのです。

自身が必要とする金額を借りられない可能性があるため、利用する場合は事前に戻り金がいくらなのか確認しておきましょう。

契約している金融機関外への相談

長期の返済を続けるのが困難であると感じたときは、相談をしましょう。

返済に困ったときにできる相談先は、以下の3つです。

相談先

  • 自身の勤め先

  • 公的機関

  • 弁護士や司法書士

特に「公的機関」や「弁護士、司法書士」は「返済をするためにどうやって生活を見直せばいいのか」ということを一緒に考えてくれます。自分で気づけない見直すべき点を教えてくれる可能性がありますので、ぜひ相談してみてください。

勤め先に給料を前借できないか相談する

勤め先に相談する場合は、「給料を前借できないか」相談しましょう。

ただし、すべての会社が前借に対応しているわけではありません。事前に給料を前借できるかしっかり確認しましょう。

そして、給料の前借ができたとしてもその行為が続いてしまう場合、そもそもの生活スタイルを見直す必要があります。

公的機関にお金の悩みを相談する

国が運営している公的機関に、お金の悩みを相談すれば、解決の糸口が見えてくる可能性があります。

例えば、「国民生活センター」にクレジットカードやリボ払いに関する相談をすると、解決の糸口が見えてくる可能性があります。もし、複数の借入先の返済が出来ず困っている方は、金融庁の公式サイトにある「多重債務についての相談窓口」を利用しましょう。

どちらも「国民の生活をサポートする」という目的で運営している公的機関ですので、無料で相談することができるのも魅力のひとつです。

弁護士や司法書士に法的手続きの相談をする

弁護士や司法書士は、返済に関するあらゆる相談事に乗ってくれます。

通常、返済が滞った場合、当事者と金融機関の間で多くのやり取りが発生しますが、弁護士や司法書士を利用すれば、当事者に代わり金融機関とのやり取りも、代わりに行ってくれるのです。

さらに、弁護士や司法書士は「生活の見直し」「金融機関とのやり取り」だけでなく、法的に借金を解決する最終手段、「債務整理」についての相談にも対応してくれます。

債務整理とは

債務整理とは、法的に借金を減額したり、支払猶予を伸ばしたり、借金を破棄したりすること

ただし、債務整理を行うと一般的に「ブラック」と呼ばれる状態になり、5~10年の間、新たなカードローンやクレジットカードの契約を行うことができなくなります。

リボ払いが払えないとき発生する6つのリスク

リボ払いが払えないと状況が悪化する

リボ払いが払えないときは、以下のリスクが発生します。

これらは、返済遅延が長引けば長引くほど悪化していくので、素早い対処を行いましょう。

発生するリスク

  • 遅延損害金の発生

  • 一時的なサービス停止

  • 電話や書類で督促

  • サービスの強制解約

  • 残高の一括請求

  • 財産差押え

遅延損害金の発生

返済期日に遅れると、「遅延損害金」が発生します。

遅延損害金とは、月々の返済期日に支払いができなかった時に発生するペナルティのこと

遅延損害金は、以下の計算式で支払うことが一般的となっています。

【 延滞元金×遅延損害金利率÷365日(うるう年の場合は366日)×延滞日数】

遅延損害金利率は、通常の金利よりも高く設定されるため、支払うべき金額が増えてしまうのです。遅延日数が伸びれば、その分遅延損害金を支払う必要がありますので、注意してください。

1週間遅延した場合のシミュレーション

遅延したときにいくら支払う必要があるのか、シミュレーションしてみましょう。

遅延を起こした場合、「月々の利用料金」「遅延損害金」の両方を払う必要があります。

まず以下の条件で仮定してみましょう。

  • 遅延した時点での残高は10万円

  • 遅延損害金は年20.0%

  • 7日後に返済

条件を仮定したら、遅延損害金を算出する計算式に当てはめます。

  • 延滞元金(10万円)×遅延損害金利(20.0%)÷365日×延滞日数(7日)=383円

上記の条件で必要な遅延損害金は「383円」ということが分かりました。遅延損害金と月々の利用料金を合わせて支払うことで、遅れた返済が完了します。

「各金融機関の指定する口座への振込」「コンビニ決済」で返済を行う場合、支払いにかかる手数料も利用者負担となります。
さらに数百円支払う必要があるので注意してください。

遅延した返済を完了させても、次の支払期日が変わることはありません。

再び遅延を起こさないように、適切な対処を行いましょう。

一時的なサービス停止

返済遅延を起こした場合、サービスの利用を停止されます。

ただし、あくまで一時的なものですので滞納した返済をしっかり行えば、通常通りサービス利用をすることができます。

利用している金融機関によって差はありますが、返済金額を支払った2~7日程度で回復することがほとんどです。日常的にサービスを利用している人は、遅延を起こさないように注意しましょう。

電話や書類での督促

返済遅延を起こした場合、早ければ翌日に金融機関から電話で連絡が入ります。

電話応対をしっかり行い、返済も完了させれば大きな問題にはなりません。

ただし、電話を無視していたり、電話で伝えた新たな返済予定日を過ぎたりすると、督促状が自宅宛てに配送されます。

自宅に督促状が届くと、家族に返済の遅延をしていることがバレやすくなってしまいます。別のトラブルが発生する原因になりますので、電話応対をしっかり行い、確実に返済を行いましょう。

サービスの強制解約

返済遅延を起こしてから、1~3ヶ月放置したままでいると、利用している金融機関から、サービスを強制解約される可能性があります。

強制解約をされた場合、同じ金融機関からサービスを受けるのは難しいでしょう。

新たにサービスを利用する場合、別の金融機関と契約を結ぶ必要がありますが、その際は審査を新たに受ける必要があります。審査の際に、今までの支払経歴を確認されてしまうので、新たな契約難易度は高くなってしまうことは覚えておきましょう。

各種ローンの新規契約ができなくなる

2~3ヶ月ほどの返済遅延を起こすと、「長期の返済遅延あり」という情報が、信用情報機関に記録され、新しいローンの新規契約を結ぶことが難しくなります。

信用情報機関とは

金融機関が、申込者の今までの客観的な取引履歴を確認する際に利用する機関

他にも、「繰り返しの遅延」「差押え」「債務整理を行った」場合も同様に記録されます。

信用情報機関にネガティブな情報が記録されていると、金融機関を利用してお金を借りる際に問題が生じる可能性が高いでしょう。

残高の一括請求

3ヶ月以上の長期遅延をすると、金融機関は利用者との契約を打ち切り、債権回収に向けて動き出します。

具体的には、「その時点で残っている残高を一括で支払ってください」と残高を一括で請求してくるのです。

月々の返済をできなかった人が、一括請求に応じるのは非常に難しいといえます。

この段階に入ってしまった場合は、1人で解決しようとせず、「公的機関」や「弁護士、司法書士」に相談をして適切な対処を取りましょう。

残高の一括請求を無視していると、最終的に裁判所から残高の支払い命令が届きます。

財産差押え

裁判所からの残高支払い命令に応じないまま2週間経過すると、法律に則り財産の差押えが行われます。

差し押さえ対象

  • 給料

  • 自動車やバイク

  • 所有している自宅や土地

それぞれ生活に欠かせない資産のため、差押えられると一気に生活が不安定になります。

ちなみに、給料のみ全額差押えしてしまうと生活ができないため、一定の規定が設けられています。

・手取り月収が44万円以下……4分の1まで
・手取り月収が44万円超え……33万円を超過した額全て

ただし、給料の差押えが行われる際は、必ず職場にバレてしまいます。

既定の範囲内の差押えとはいえ、今まで通りの生活を行うことは難しいでしょう。

リボ払いが払えないときに絶対してはいけない行為

違法行為

リボ払いが行えないからと言って下記の方法でお金を手に入れると、何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があります。

絶対してはいけない行為

  • 闇金の利用

  • クレジットカードの現金化

  • SNSを利用した個人間融資

上記3点は、違法行為や規約違反に該当するので、絶対に利用してはいけません。

闇金の利用

闇金は、違法業者のことを言います。

正規の金融機関は融資をする前に、必ず審査を行います。

しかし、闇金は「審査を行わない」「審査が甘い」「誰でも借りられる」などと言って誰にでも融資を行うのです。その代わりに、違法な金利を設定しているのです。

さらに正規の金融機関と違い、返済に遅れた場合、「早朝や深夜の直接の取り立て」「職場や近隣住人への迷惑」といったトラブルが予想されます。

クレジットカードの現金化

クレジットカードのショッピングサービスを利用して、現金を手に入れる行為はカード会社との規約違反に該当します。

具体的には、違法業者から商品をカードで買い取り、その場で業者に売りつけ、現金を手に入れることをいいます。

キャッシングサービスでお金を借りることは問題ありませんが、上記の方法で現金を手に入れた場合、カード会社から利用停止処分をされてしまう恐れがありますので注意してください。

SNSを利用した個人間融資

SNSを利用して、顔も名前も知らない人から融資を受けてしまうと、なんらかのトラブルに巻き込まれる恐れがあります。

SNSで融資をしている人は、通常の金融機関で借りられない人をターゲットにしている可能性が高く、闇金業者がなりすましている可能性が高いと考えられます。

そのため、一度利用してしまうと、法外の金利設定で返済を迫ってきたり、自分の身の回りに迷惑をかけてきたり、多くのトラブルが起こる可能性が高くなります。

まとめ

この記事では、リボ払いが払えないときに行うべき対処法を解説しました。

対処方法は以下の通りです。

対処方法

  1. 金融機関に連絡をする

  2. 持ち物を売る

  3. お金を借りて返済に専念する

  4. 長期返済が難しい場合は相談する

上記の対処を行わず、返済を放置してしまうと様々なリスクが生じてしまいます。

発生するリスク

  • 遅延損害金の発生

  • サービスの一時利用停止

  • 電話や書類での督促

  • サービスの強制解約

  • 一括支払いの請求

  • 財産の差押え

リスクを回避するために、正しい対処を行わず、「審査のない闇金の利用」「クレジットカードの現金化」「SNSを利用した個人間融資」といった間違った対処をしてしまうと、「上記のリスクと別でトラブルに巻き込まれる恐れ」があります。

自分でどうしていいか分からない時は、公的機関、弁護士、司法書士に相談を必ずしてください。

監修者コメント

國弘 泰治 MBA・オフィスALIVE代表。資格:MBA(経営学修士)、2級ファイナンシャルプランニング技能士、AF

リボ払いが払えなければ専門家に相談することが早期解決

リボ払いを支払えなくなった場合は、どうしたらいいのかとお悩みの方も多いと思いますが、放置はしないことが原則です。 リボ払いの支払いが出来なくなった場合は、間違っても闇金や個人間融資を利用せず、国民生活センターや弁護士や司法書士といった専門家に相談しましょう

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