コンビニでキャッシングできる方法は主に3種類!利用手順や選び方
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記事の監修者

高原 耕大 2級ファイナンシャルプランニング技能士
静岡県出身。大学卒業後、外資系生命保険会社2社で15年勤務した後にファイナンシャルプランナーとして独立し、合同会社T.Kプランニングを設立。
代表FPとしてお客様のライフプランやマネープランの相談だけでなく、執筆や記事の監修も幅広く手掛けている。
コンビニでキャッシングする方法はあるのか、気になりますよね?
結論、コンビニATMを使ってキャッシングするには、大きく分けて「消費者金融カードローン」「銀行カードローン」「クレジットカードのキャッシング機能」の3サービスを利用することになるでしょう。
それぞれメリット・デメリットがあるため、目的によって選択すべきキャッシングサービスは異なります。
どのサービスを使ってコンビニATMでキャッシングすべきかお悩みの方は、ぜひご参照ください。
目次
コンビニでキャッシングできる3つの借入サービス

コンビニATMを使ったキャッシング方法は、大きく分けて3種類あります。
消費者金融のカードローン
銀行のカードローン
クレジットカードのキャッシング機能
コンビニATMを使ってキャッシングすることも可能なので、銀行や店舗に出向く必要がないため利便性が高いサービスと言えます。
1.消費者金融のカードローン
ひとつ目は、消費者金融のカードローンです。
審査・融資の時間が短いという特徴があり、最短即日融資に対応しています。
また、大手消費者金融であれば最短1時間前後で融資を受けられるため、「急な出費が必要になった」という方にもおすすめです。
さらに、多くの消費者金融カードローンには無利息期間が設けられており、完済までに支払う利息の合計金額を一定抑えられます。
- 無利息期間とは
- 借り入れに対する利息が0円になるサービス期間のことです。
期間は一般的に「30日」で、サービス終了後は通常通りの利息が発生します。
消費者金融によってはスマホアプリを使った取引にも対応しているので、ローンカードを持ち歩く必要がないため、周囲に内緒でこっそり利用したい人にも向いています。
ちなみに、大手消費者金融が提携している主なコンビニATMは以下の通りです。
セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
イーネットATM
上記のような観点から、消費者金融のカードローンは借り手の様々なニーズに対応できるサービスと言えるでしょう。
2.銀行のカードローン
2つ目は、銀行の取り扱うカードローンです。
銀行が取り扱うローン商品のひとつで、他カードローンと比べて低金利で融資を受けられる可能性があります。
また、住宅ローンやカーローンなどの目的別ローンとは異なり、銀行カードローンはお金の使いみちが制限されていません。
- 目的別ローンとは
- あらかじめ決められた目的のためにお金を借りるローン商品のことです。さまざまな種類の目的別ローンが用意されていますが、お金の使いみちが制限されているため注意が必要です。
銀行カードローンは目的が制限されていないため、ご自身の都合に合わせて自由に利用できます。
しかし、融資を受けるまでにはある程度の時間がかかることから、どんなに早くても翌日以降の借り入れになってしまいます。
「急いでお金を借りたい」という方には、あまり適していません。
3.クレジットカードのキャッシング機能
クレジットカードのキャッシング枠を用いる、という方法もあります。すでにキャッシング枠が設けられていれば、すぐにでもお金を借り入れることが可能です。
そもそもキャッシング枠とは、カードローンと同じように指定のATMから現金を借りられる限度額のことです。買い物などの支払いで利用できる「ショッピング枠」とは異なります。
カードローンと同じようにコンビニATMを使った取引が可能ですが、利用限度額はあまり高くないという特徴を持ちます。
すでにキャッシング枠が設定されていれば、限度額を確認した上で利用を検討してみてください。
なお、ショッピング枠の現金化は、多くのクレジットカード会社で禁止されているため絶対にやめましょう。
- ショッピング枠の現金化とは
- ショッピング枠を利用して換金性の高い物品を購入し、その物品を売却して現金を入手する行為です。
キャッシング枠はすべてのカードローンに設定されているわけではありません。
所有しているカードに枠が設けられていない場合、キャッシング枠の審査が必要になります。
コンビニでキャッシングをすることへの見解

フタバ株式会社 貸付担当者
コンビニでお金を借りる場合は、カードローンの利用がおすすめです。なぜなら、カードローンの中には、スマホひとつでコンビニのATMからお金を借りることができる金融機関があるからです。カードを使わず、お手軽に借入ができるでしょう。
適切なキャッシング方法の選び方とは?

ここまで3種類のキャッシング方法を解説しましたが、「結局どれを選べばいいの?」という方もいるでしょう。
以下の借入目的に合わせて、キャッシング方法を選んでみてください。
利息をできるだけ抑えたい
「利息をできるだけ抑えたい」という方は、銀行カードローンがおすすめです。
他カードローンと比べ、低金利で借り入れできる可能性があるため、毎月支払う利息を抑えることができます。
ちなみに、記事冒頭で紹介した借入方法別に金利を比較すると、以下の通りです。
借入方法 | 金利の目安 |
---|---|
銀行カードローン | 年2.0〜15.0% |
消費者金融カードローン | 年3.0〜18.0% |
クレジットカードのキャッシング | 年15.0〜18.0% |
このように、銀行カードローンは比較的に金利が低く設定されています。
「低金利のキャッシング方法を探している」という方には、銀行カードローンが第一選択肢となるでしょう。
ほとんどの大手消費者金融は無利息期間を設けているため、少額かつ短期間の借り入れであれば、消費者金融カードローンでも利息を抑えた借り入れが可能です。
すぐにお金を借り入れたい
「すぐにお金を借り入れたい」という方は、消費者金融カードローン、もしくはクレジットカードのキャッシング機能がおすすめです。
消費者金融のカードローンは、最短即日融資にも対応しているため、初めて利用する方でもすぐに借り入れすることができます。
クレジットカードのキャッシング機能を使う場合は、すでにキャッシング枠が設けられていることが大前提です。キャッシング枠が設定されていなければ、再審査を受ける必要があるため、当日中の融資は難しくなるでしょう。
コンビニとの相性が良いのは消費者金融カードローン
消費者金融カードローンは、他サービスと比べてコンビニATMとの相性が良い傾向にあります。
特に大手消費者金融であれば、提携ATMの設置台数が多いため、全国どこでも手軽に取引を行えるでしょう。
また、スマホ関連のアプリも充実しているので、カードレスによる取引も可能です。
カードローン名 | アプリ取引 |
---|---|
アコム | 可能 |
アイフル | 可能 |
プロミス | 可能 |
レイク | 可能 |
SMBCモビット | 可能 |
「利便性に優れたキャッシング方法を探している」という場合は、消費者金融カードローンを検討してみると良いでしょう。
利便性を考慮するとプロミスがおすすめ
数あるカードローンの中でもおすすめなのは、プロミスです。なぜなら、プロミスは提携ATMの設置台数が多く、アプリ取引の利便性に優れているためです。
また、プロミスは上限金利が大手消費者金融の中で年17.8%と若干低めに設定されているので、「支払う利息を安く抑えたい」という方にも向いています。
ちなみに、プロミスはコンビニ以外にも、たくさんの提携先が存在します。主な提携先は以下の一覧表をご確認ください。
【借入・返済に対応している提携ATM】
提携ATM | 返済1万円以下の手数料 | 返済1万円超の手数料 |
---|---|---|
三井住友銀行 | 無料 | 無料 |
セブン銀行 | 110円 | 220円 |
ローソン銀行 | 110円 | 220円 |
イーネット | 110円 | 220円 |
ゆうちょ銀行 | 110円 | 220円 |
三菱UFJ銀行 | 110円 | 220円 |
西日本シティ銀行 | 110円 | 220円 |
イオン銀行 | 110円 | 220円 |
横浜銀行 | 110円 | 220円 |
東京スター銀行 | 110円 | 220円 |
福岡銀行 | 110円 | 220円 |
熊本銀行 | 110円 | 220円 |
【借入のみに対応している提携ATM】
提携ATM | 返済1万円以下の手数料 | 返済1万円超の手数料 |
---|---|---|
十八親和銀行 | 110円 | 220円 |
広島銀行 | 110円 | 220円 |
八十二銀行 | 110円 | 220円 |
上記のように、コンビニだけでなく数多くの銀行とも提携しています。
お近くのコンビニや銀行で取引が行える点からも、利便性が高いカードローンと言えるでしょう。
プロミス
- 金利
- 4.5~17.8%
- 借入限度額
- 500万円
- 融資スピード
- 最短25分(WEB申込)

- 初回借入から30日間は利息ゼロ円
- WEBなら最短25分融資も可能
- オリコン顧客満足度ランキング4年連続1位
コンビニATMの利用方法
コンビニATMでキャッシングする際の手順は、いずれも以下フローが一般的です。
カードをATMに挿入する
「ご出金(借入)」を選択する
4桁の暗証番号を入力する
取引金額を入力する
取引内容を確かめたあと「確認」を押す
紙幣とカード、利用明細票を受け取る
コンビニATMのガイダンスに従うだけなので、初めて利用する方でも安心です。
ちなみに、取引金額に応じて原則手数料が発生します。一般的な手数料は、以下をご覧ください。
取引金額 | 手数料 |
---|---|
1万円以下の借入・返済 | 110円 |
1万円超の借入・返済 | 220円 |
カードローンを取り扱う金融機関や、提携するコンビニによって異なる場合もあるので、実際にご利用する際は公式サイト等で詳細を確認しましょう。
コンビニを利用したキャッシングでよくある質問
-
- コンビニATMでキャッシングはいつでもできますか?
大手のコンビニであれば、基本的に24時間いつでもキャッシングが可能です。
ただし、メンテナンス時間や年末年始など、対応していない場合があります。そのため、コンビニATMを利用の際は、余裕を持った行動が必要です。 -
- コンビニATMを利用したキャッシングは手数料がかかりますか?
一般的に数百円の利用手数料がかかります。
ただし、利用するサービス先によっては、手数料がかからない場合もあります。例えば、三井住友銀行カードローンの場合、「ローソン銀行ATM」「セブン銀行ATM」「E-netATM」などを手数料無しで利用できます。 -
- コンビニでキャッシングする方法は何通りありますか?
主に「消費者金融」「銀行」「クレジットカードのキャッシング機能」の3通りあります。
ただし、どの方法であっても利用契約を結んでいなければ、キャッシングはできないため、注意してください。
まとめ
本記事では、コンビニATMを使ったキャッシング方法、適切なキャッシング方法の選び方を解説しました。
コンビニATMを使ったキャッシング方法は大きく分けて3種類あり、それぞれ特徴が大きく異なります。利息を抑えたい方は「銀行カードローン」、すぐに借り入れたい方は「消費者金融カードローン」「クレジットカードのキャッシング枠」といったように、目的によって選び方が違います。
コンビニATMを使った便利なキャッシングを検討している方は、ぜひ本記事で紹介した3つの方法を参考にしてみてください。ご自身に合ったキャッシング方法が見つかるはずです。

記事の編集責任者 小野原 慎也 Onohara Shinya
監修者コメント
高原 耕大 2級ファイナンシャルプランニング技能士
借入時・返済時の手数料を考慮することも大切
コンビニATMを利用して借入れする場合、多くの場合手数料が発生します。少額の借入の場合、手数料だけで金利1%分くらいになってしまいます。頻繁に利用する可能性のある方は、コンビニATM利用料が無料の会社を検討するなど、自分の利用方法を検討した上で選択することも大切です。